2017年12月06日
SCJ-17-029
2017年12月6日
テキサス・インスツルメンツは、業界で最も手頃な4K UHD製品であるDLP660TEチップセットの導入により、4K UHDの鮮明なイメージ機能を幅広い最終製品に拡張するための2つの小型チップセットのDLP470TEとDLP470TPをポートフォリオに追加しました。TIは、4K UHDテクノロジを新しいアプリケーションにもたらすために、拡張されたチップセットファミリで4K UHDテクノロジの境界を広げています。
開発者はDLP 4K UHDテクノロジを、レーザーTV、モバイル・スマートTV、デジタル・サイネージ・ディスプレイ、スマート・ホーム・ディスプレイ、ピコ・プロジェクタ、ビジネス/教育用プロジェクタなど、さまざまな最終製品に組み込めるようになります。これらのチップセットは、広範囲の電源、サイズ、輝度、性能レベルに対応し、設計者が4K UHD最終機器のあらゆる目標を実現するのに役立ちます。TIのDLP製品ポートフォリオに含まれるディスプレイ用製品の詳細については、http://www.tij.co.jp/DLP4kExpansion-pr-jpを参照してください。
各DLP 4K UHDチップセットは、4K UHDテクノロジにおけるコンシューマ技術協会(CTA)の定義を上回る特性を持ち、800万ピクセル以上を画面上に表示できます。
チップセットの主な機能とメリット
・DLP470TPは、DLP製品中で最もコンパクトな4K UHDソリューションであり、サイズおよび電力が最適化されています。17mm×24.5mmのサイズで、最大1,500ルーメンの輝度レベルをサポートするDLP470TPは、モバイル・スマートTVやピコ・プロジェクタなどの機器に4K UHD品質を提供できます。
・DLP470TEは、1,500ルーメン以上を必要とするプロジェクタ向けに最適化されています。このチップセットは、より大きな22mm×32mmのパッケージに搭載され、最大4,000ルーメンの輝度レベルで生じる発熱に耐えることができます。
・DLP660TEは、3つの4K UHDチップセットの中で最も強力な製品です。このデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)は、映画館などでよく使用される最大5,000ルーメンのプロジェクション・アプリケーションを実現できるよう設計されています。
TIは、業界で最も多くの光学エンジンメーカーと幅広く提携しています。これにより開発者は、すぐに生産に利用可能な光学エンジンの入手経路を確保して、設計期間を短縮し、革新的な製品をより早く市場に投入できるようになります。詳細の情報はDLP 光学モジュール・メーカーをご覧ください。
供給と価格について
お客様の製品開発を迅速に開始できるDLP660TEはTI storeと販売特約店から供給中です。DLP470TEおよびDLP470TPは、2018年早々に量産開始される予定です。
DLP製品の4K UHDポートフォリオの詳細については、以下をご覧ください。
・英語ビデオ
・英語ホワイトペーパー
・英語ブログ
DLP®テクノロジについて
1996年以来、数々の受賞歴を誇るテキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジは、インテリジェントなディスプレイ技術を含め、世界をリードする、さまざまなディスプレイ機器に採用されており、広範な用途において、色彩、コントラスト、明瞭度、輝度の面で優れた特性を持つ高精細な画像を提供してきました。DLPのインテリジェントなディスプレイ機能は、産業、車載、医療、およびコンシューマ・マーケットなどの分野で広範なアプリケーションへの利用を可能にします。DLPテクノロジ採用のアプリケーションは、デジタル・シネマ用映写機(DLP Cinema®)や、大規模ホール、会議室、教室、ホームシアターなどの施設で使われる大型ディスプレイ機器から、手のひらに乗るサイズのDLP Pico®搭載モバイル機器にまで広がっています。すべてのDLPチップには、毎秒1万回ものスイッチングを行う極小ミラーが敷き詰められています。この高速スイッチング・スピードの利点により、DLPは今までにない新たなアプリケーションを実現します。
DLPテクノロジに関する情報は、ホームページ(http://www.dlp.com/jp )およびツイッター(www.Twitter.com/TI_DLP )でも発信しています。
※DLPおよびDLP CinemaはTexas Instrumentsの登録商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。