TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

日本TI、業界最高の効率と、最小の放射妨害を提供する 電源内蔵の強化絶縁アイソレータ製品を発表

最小限の電力損失と最高の耐性を備えた絶縁機能を提供、 より堅牢、高信頼の産業用システムの設計に役立つアイソレータ製品を提供

2017年03月23日

SCJ-17-009
2017年3月23日

日本テキサス・インスツルメンツは、絶縁型電源を内蔵し、既存の統合型デバイスと比較して80パーセント高い効率を提供する、新しいワンチップ強化絶縁アイソレータ製品を発表しました。新製品の『ISOW7841』強化絶縁アイソレータは、業界最高の電力伝送効率、最小の放射妨害、最高の耐性を備え、ファクトリ・オートメーション、グリッド・インフラストラクチャ、モーター制御、絶縁型電源やテスト・計測機器をはじめとした産業用システムの高信頼動作をサポートします。

『ISOW7841』 製品は、データと電源の両方の絶縁伝送機能を提供することから、ディスクリート・ソリューションと比較して、BOM(原材料費)を削減、基板実装面積を縮小するほか、より簡素かつ迅速なシステム認定が可能です。製品の詳細に関しては http://www.tij.co.jp/isow-pr-jpをご覧ください。

ISOW7841』の特長と利点
80パーセント高い効率:  業界最小の消費電力の『ISOW7841』は 、動作温度を最大40℃低減し、その他の統合ソリューションと比較して、より高電力の伝送、より多いチャネル数、より長いシステム寿命を提供

100Mbpsのデータ伝送を提供: 『ISOW7841』は強化絶縁とDC/DC変換の両機能を単一パッケージに集積、マルチチャネルのシステム設計で基板実装面積を縮小、コストを削減。システムの信頼性の向上と寿命の延長に役立つ1kVrmsの動作電圧を提供。また、3V~5.5Vの入力電圧をサポートし、かつ、業界最高の0.65Wの出力電力を提供

10dB以上低い放射妨害: 『ISOW7841』はシステムのノイズを最小限にすると共に、IEC(国際電気標準会議)の静電気放電と電気的高速過渡現象を規定した61000-4-x 標準規格の各要件に準拠した、堅牢な電磁適合性を提供することで、システムのシグナル・インテグリティを向上。さらに、現在、市場に流通する製品の中で最高レベルの耐性を提供、産業用機器へのノイズや高電圧現象の影響を軽減

3本の順方向と1本の逆方向の、合計4チャネルの設定を提供する『ISOW7841』強化絶縁アイソレータは、『ISOW78xx』製品ファミリの最初のデバイスであり、2017年内に、複数のデバイスが発表される予定です。これらの新型デバイスは、最高の絶縁定格、信頼性、耐性や性能をサポートするTIのアイソレーション製品ポートフォリオに追加されます。

製品設計の迅速化に役立つ評価ツールとサポート
TIでは、新型の強化絶縁アイソレータの評価を迅速、かつ容易にする『ISOW7841』評価モジュール (『ISOW7841EVM』)TI store と販売特約店から単価(参考価格)49ドルで供給しています。またシステム設計の迅速な開始に役立つ、絶縁型の RS-485RS-232向けの信号/電源統合リファレンス・デザインも提供しています。さらに、 産業用グリッド製品への強化絶縁や電源の統合に役立つ、その他のリファレンス・デザインも提供しています。

パッケージ、供給と価格について
電源内蔵の『ISOW7841』 強化絶縁アイソレータはTI store と販売特約店から16ピンSOICワイドボディ・パッケージで供給されます。このデバイスは、Lowレベル・フェイルセーフまたはHighレベル・フェールセーフの2品種が供給されます。1,000個受注時の単価(参考価格)は5.50ドルです。

展示会情報
TIは2017年3月27日(月)から29日(水)の間、フロリダ州タンパで開催される「Applied Power Electronics Conference (APEC)」で『ISOW7841』強化絶縁アイソレータを展示します。(ブースNo. 701)

TIの強化絶縁アイソレータ製品に関する情報
『ISOW7841』のデータシートをダウンロード
TIの絶縁向けデバイスの詳細
・“信号・電源の完全統合アイソレータのアプリケーションと利点”(英語)ホワイトペーパーをダウンロード
Industrial Strengthブログ記事(英語)で、電源内蔵の信号絶縁機能の詳細を閲覧
“強化絶縁に電源を統合するまでの経緯(英語)”ビデオを閲覧

※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。