2017年01月26日
SCJ-17-004
2017年1月26日
TI は、より小型のフォームファクタの1080pプロジェクション・ディスプレイ向けソリューションへの開発各社の高い需要に対応して、DLP® Pico 0.33” Full-HDチップセットを発表しました。『DLP3310』デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)と『DLPC337』コントローラで構成された最新のチップセットは、0.3”のイメージャ・クラスで業界最高の輝度性能を提供する、業界最小の1080pディスプレイ・チップ・ソリューションです。この最新のDLP製品は、ピコ・ディスプレイの設計や統合を行う顧客各社向けに、より小型のフォームファクタ、より高いイメージ品質と、高いシステム効率を提供するTIの取り組みを示すものです。製品の詳細に関してはこちらをご覧ください。
開発各社は、この0.33” チップセットを使うことで、モバイル・スマート・テレビ、バッテリ動作のピコ・プロジェクタ、スマート・ホーム・プロジェクション・ディスプレイ、デジタル・サイネージや産業用ソリューションをはじめとした、多数のコンパクトなポータブル・ディスプレイ・アプリケーションを設計できます。
0.33” Full-HDチップセットの特長と利点
・1080p解像度を提供: DMDの高速スイッチング動作により、個々のミラーが、各フレームで2個の独立したピクセルを提供。このDLPソリューションは、コンパクトなディスプレイ製品の開発各社に、1080p解像度と同時に、このサイズのクラスで業界最高の輝度性能を同時に提供
・明瞭なイメージとビデオ: 実績あるDLPテクノロジが、最大1600万色の高い色彩、 忠実度を提供、鮮やかで美しいイメージを実現
・高い電力効率:: この最新DLPチップセットは、急成長中のバッテリ動作デバイスの需要に対応する高い電力効率を提供、ディスプレイ機能を追加
TIは、ピコ光学エンジンのメーカー各社による業界で最も強力なエコシステムと協働しています。このエコシステムは、開発各社に量産対応の光エンジンへの道筋を提供することから、顧客各社の革新的な製品の設計期間や市場投入期間の短縮に役立ちます。『DLP3310』を搭載した光モジュールの供給を計画しているメーカーとしては、Shenzhen Anhua Optoelectronics Technology、 Coretronic Corporation、DigitalOptic、Ongine Technology、Young Optics、その他各社があります。
供給について
0.33” Full-HDチップセットと関連部品1は2017年後半に供給される予定です。詳細や、『DLP3310』に関するお知らせへの登録については、こちら をご覧ください。
1 *FPGA- Xilinx XC7Z020-1CLG484I4493, PMIC- TI DLPA3000
TI DLPに関する情報
・『DLP3310』 DMDのデータシート
・『DLPC3437』 ASICのデータシート
・オンライン・トレーニング
・DLP Picoテクノロジの概要
・TI DLPブログ“Enlightened” (英語)
・ビデオを閲覧
※DLPおよびDLP CinemaはTexas Instrumentsの登録商標です。DLP PicoはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
DLP®テクノロジについて
1996年以来、テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジは、インテリジェントなディスプレイ技術を含め、世界をリードする、さまざまなディスプレイ機器に採用されており、広範な用途において、色彩、コントラスト、明瞭度、輝度の面で優れた特性を持つ高精細な画像を提供してきました。DLPのインテリジェントなディスプレイ機能は、工業製品を含む、車載、医療、コンシューマ・マーケットなどの分野で広範なアプリケーションへの利用を可能にします。DLPテクノロジ採用のアプリケーションは、デジタル・シネマ用映写機(DLP Cinema®)や、大規模ホール、会議室、教室、ホームシアターなどの施設で使われる大型ディスプレイ機器から、手のひらに乗るサイズのDLP Pico®搭載モバイル機器にまで広がっています。すべてのDLPチップには、毎秒1万回ものスイッチングを行う極小ミラーが敷き詰められています。この高速スイッチング・スピードの利点により、DLPは今までにない新たなアプリケーションを実現します。
DLPテクノロジに関する情報は、ホームページ(http://www.dlp.com/jp )およびツイッター(www.Twitter.com/TI_DLP )でも発信しています。