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TI超低消費電力Sub-1GHzワイヤレス・マイコン 『CC1310 LaunchPad』開発キットが 業界初、Sigfox日本仕様の認証を取得

TIワイヤレス・マイコン『CC1310』により日本向けSigfox製品開発が可能に

2016年11月14日

SCJ-16-039                                                                                            
2016年11月14日

テキサス・インスツルメンツ(以下 TI)は、Sub-1GHz(1GHz未満)の周波数帯を使ったIoT(Internet of Things、モノのインターネット)製品の展開に向けて、IoTに最適なワイヤレス・ネットワーク・プロバイダであるSigfoxと長年にわたって協働してきました。本日、TIは、この取り組みに関連して、超低消費電力SimpleLink™ Sub-1GHzワイヤレス・マイコンの開発キットである『CC1310 LaunchPad™』が、業界で初めてSigfox日本仕様の認証を取得したことを発表しました。
TIとSigfoxの詳細に関してはこちらをご覧ください。

京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下KCCS)が日本国内で運営するSigfoxネットワークとTIの『CC1310 LaunchPad』を使うことで、ワイヤレス・センサIoTデバイスの開発各社は、センサからクラウドへデータを伝送するために必要なコストと作業を大幅に削減でき、かつ、数年間に渡る電池駆動時間や、長距離の通信機能を実現できます。Sigfox日本仕様の認証を取得した開発キットのSoC(system-on-chip)SimpleLink 『CC13xx』プラットフォームは、無線通信機能、ARM® Cortex®-M3マイコン、センサ・コントロール・エンジンと複数のローパワー・モードや32 kBから最大128 kBの容量のフラッシュ・メモリを内蔵しており、アプリケーションに適したサイズの選択を提供しています。『CC1310』ソリューションとSigfoxネットワークの組み合わせは、ビル・オートメーション、ホーム・オートメーションやファクトリ・オートメーション、 スマート・メーター、農業や畜産向けセンサ、資産管理、スマート・シティをはじめとした幅広いIoTアプリケーションに対応します。

Sigfox Asia Pacificのプレジデントであるロズウェル・ウォルフ氏(Roswell Wolff)は次のように述べています。「パートナーであるTIとの協働により、高価値で低コストの製品が、日本と全世界に展開する当社のSigfoxネットワークに接続できるようになります。当社とパートナーのKCCSが11月9日に発表したSigfoxネットワークは、IoTの主要市場の一つである日本に、数々のソリューションを提供します。すでに、数百万件ものデバイスを当社のIoTエコシステム内の簡素、低価格、低消費電力かつ長距離のネットワークに接続する需要について、複数の指標が成長を示しております。IoT向けの重要な部品を開発するTIの取り組みによって、顧客各社は通信デバイスの高い能力と価値を着実に実現できるようになります。」

KCCSの代表取締役社長である黒瀬善仁氏は次のように述べています。「日本市場向けのSigfox対応SimpleLink Sub-1 GHz超低消費電力ワイヤレス・マイコンが展開されるにあたり、当社は、日本におけるSigfox Operatorとして、積極的なマーケット展開を図ります。日本でのマーケット展開において、既にグローバル版で実績のあるTIのSigfoxデバイスが存在することは大変心強く、私たちの強力なパートナーと認識しています。KCCSはTIと共に、日本のIoT市場を積極的に開拓していきます。」

製品の供給について
Sigfox認証取得済み CC1310ワイヤレス・マイコンLaunchPad開発キットは、TI Storeと販売特約店から、単価(参考価格)29ドルで供給されます。

※SimpleLinkとLaunchPadはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。