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日本TI、初の超低消費電力デュアルバンド・ ワイヤレス・マイコンの量産出荷を発表

ウェアラブル機器からのIoTネットワークのモニタを可能にする、 Sub-1GHz と Bluetooth Low Energy のデュアルバンド・ ワンチップ・ソリューションの供給を開始

2016年09月15日

SCJ-16-030
2016年9月15日

日本テキサス・インスツルメンツは、業界最小の消費電力、ワンチップでSub-1GHzとBluetooth® Low Energyの両方の無線規格をサポートし、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)向けのネットワーク機能をさらに拡張する、デュアルバンド・ワイヤレス・マイコン製品を発表しました。今回発表されたSimpleLink™ 『CC1350』デュアルバンド・ワイヤレス・マイコンは、ピン接続と
ソフトウェアの互換性を提供するTIの
SimpleLink 超低消費電力プラットフォームに追加される新製品であり、開発各社において3チップ構成から小型のワンチップ構成への移行を可能すると同時に、設計の簡素化、消費電力やコストの削減、基板実装面積の縮小を提供します。『CC1350』ワイヤレス・マイコンは、ビル/ファクトリ・オートメーション、アラームやセキュリティ、スマート・グリッド、
アセット・トラッキングやワイヤレス・センサ・ネットワークなどのアプリケーション向けに、1個のコインセル・バッテリで、最大20kmの通信距離を提供します。製品の詳細に関しては、
http://www.tij.co.jp/cc1350-pr-jpをご覧ください。

 

CC1350』 ワイヤレス・マイコンは、LPWAN(省電力広域ネットワーク)向けに設計された製品であり、次のような特長を備えています。
・デュアルバンド・コネクティビティ:  ビーコン動作、OTA(Over-The-Air)アップデート、スマート・コミッショニング、リモート・ディスプレイその他のBluetooth Low Energyの実装機能を、Sub-1 GHzネットワークの機能まで拡張
・長距離の無線通信と超低消費電力を同時に提供: 0.7μAのスリープ時の消費電流で、10年を超える電池動作寿命が可能
・統合性を強化した小型のワイヤレス・マイコン: Sub-1 GHzトランシーバとBluetooth Low Energyの無線機能のほか、ARM® Cortex®-M3コアを、フラッシュ・ベースの4mm×4mmのQFNパッケージに内蔵


TIでは、製品開発の迅速化に役立つ、低価格のSimpleLink 『CC1350』ワイヤレス・マイコン・ローンチパッド開発キット や、多様なセンサをクラウドに簡単に接続できるSimpleLink 『CC1350』 センサタグ・デモ・キット を供給中です。
これらはTIの Code Composer Studio™  IDE(統合開発環境)とIAR Embedded WorkBench
® がサポートしています。さらに、TIでは、EasyLinkによるポイント・ツー・ポイントの通信の実例、TI RTOSを活用したワイヤレスB-Busプロトコル・スタックや、Bluetooth 4.2仕様をサポートするBLE-Stack 2.2 SDK(ソフトウェア・デベロップメント・キット)など、開発の簡素化に役立つ複数のソフトウェア ・オプションを供給中です。製品設計の簡素化に役立つオンライン・トレーニング E2E™ community のサポートへのアクセスも提供中です。

価格と供給
SimpleLink『CC1350』Sub-1 GHzワイヤレス・マイコン搭載の開発キットは、TI Storeや販売特約店から供給中です。
・『CC1350』ローンチパッド開発キット(『LAUNCHXL-CC1350』): コンプリートな試作が可能なSub-1 GHz とBluetooth Low Energy ワイヤレス・マイコンのハードウェア、ソフトウェアやRFの低価格開発プラットフォーム –  単価(参考価格)29ドル
・『CC1350』 センサタグ・デモ・キット(『CC1350STK』、2016年第4四半期に供給): 10個の低消費電力MEMSセンサを含むとともに、クラウドに3分以内で接続でき、Sub-1 GHzと Bluetooth Low Energyのプロジェクトのデモンストレーションが可能な、小型、センサベースのキット –  単価(参考価格)29.99ドル

315 MHz、433 MHz、470 MHz、500 MHz、779 MHz、868 MHz、915 MHzや 920 MHzのSub-1GHzバンドと、2.4 GHzのISMバンドやSRDシステム向けの動作を提供するSimpleLink Sub-1 GHz 『CC1350』 ワイヤレス・マイコン製品は、4mm×4mm、5mm×5mm や7mm×7mmのQFN パッケージで供給されます。現在、868 MHz、915 MHzや 920 MHzの ISM バンドでの動作が可能で7mm×7mmのパッケージの製品を供給中です。
・『CC1350F128RGZR』: 1,000個受注時の単価(参考価格)4.60ドル

SimpleLink 超低消費電力プラットフォームに関する情報:
超低消費電力ワイヤレス・マイコン の利点
Sub-1 GHz とBluetooth Low Energy をワンチップに統合する利点についてのホワイトペーパーを参照
・Sub-1 GHz + Bluetooth Low Energyの ビデオを参照
・ConnecTIng Wirelessly ブログで『CC1350』ワイヤレス・マイコン製品 の話題を参照

TI SimpleLink ワイヤレス・コネクティビティ製品ポートフォリオ
幅広い組み込み市場向けに、低消費電力および超低消費電力ワイヤレス・コネクティビティ・ソリューションを提供するTIのSimpleLink ワイヤレス・マイコンとWNP(ワイヤレス・ネットワーク・プロセッサ)の製品ポートフォリオは、あらゆる製品の開発とIoTへの接続を簡素化します。SimpleLink 製品は、Bluetooth  Smart、 Wi-Fi®、 Sub-1 GHz、 6LoWPAN、 Thread、 ZigBee® その他を含む、14種類を超える標準規格をサポートすることから、あらゆるユーザー向けの、あらゆる製品設計に、ワイヤレス・コネクティビティを簡単に追加できます。詳細はこちらをご覧ください。

※ SimpleLinkおよびCode Composer StudioはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。