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ニュースリリース

日本TI、業界唯一のQi認定取得済15W ワイヤレス充電トランスミッタ製品を発表

産業用アプリケーション向けに、高電力、高速のワイヤレス充電機能を提供する、 業界最高効率の15Wソリューション

2016年07月27日

SCJ-16-027                                                                                               
2016年 7月27日

日本テキサス・インスツルメンツは、WPC(ワイヤレス・パワー・コンソーシアム)のv1.2仕様に準拠し、Qi標準規格認定取得済の、業界初15Wワイヤレス充電トランスミッタICを発表しました。
新製品の『bq501210』トランスミッタは、従来のワイヤレス充電デバイスと比較して発熱が大幅に低く、84パーセントのシステム効率を可能にします。『bq501210』トランスミッタは、複数の急速充電プロトコルをサポートしているほかに、パーソナル・エレクトロニクス製品、医療用、実装面積に制約を持つ産業用アプリケーション向けに、柔軟でカスタマイズ可能な複数の特長の組み合わせを提供します。『bq501210』の詳細に関しては、http://www.tij.co.jp/bq501210-pr-jpをご覧ください。

『bq501210』は、電子POS機器やハンドヘルド医療機器をはじめとした産業用の最終機器に、15Wのワイヤレス充電の利点を提供します。この画期的なテクノロジによって、コネクタレス・モデルが可能となるほか、かさばる配線が不要になることから、最終機器全体のサイズ縮小を実現します。

bq501210』の特長と利点
84パーセントのシステム効率: 固定周波数動作により、業界最高効率の15Wのワイヤレス充電を提供し、EMI(電磁妨害)を低減

・急速充電機能: モバイル機器との間で急速充電のネゴシエーションを行うことで、既存の急速充電機器をはじめとした、互換性を持つレシーバに最大10Wの電力を伝送可能

・広い電圧に対応: HVDCP(High-Voltage Dedicated Charging Port)プロトコルは、入力電圧を調整する機能に対応したAC/DC 電源アダプタとの間でネゴシエーションを実行。レール制御出力は、
15V~19Vの入力電圧範囲で最大15Wの出力を供給可能、また最小5Vの入力電圧から5Wなどの低出力電力動作が可能

『bq501210』15Wトランスミッタは、実績のある2.5W、5Wや10W 製品を含むスケーラブルなTIのワイヤレス・パワー・ソリューション 製品ポートフォリオに追加され、最高クラスの温度定格と広い入力電圧や
出力電力範囲を設計者に提供し、カスタマイズ可能なサイズと電力レベルにより、幅広いワイヤレス充電のニーズに対応します。

供給と価格について
『bq501210』トランスミッタは量産出荷中で、TI store と販売特約店から供給されます。『bq501210』は9mm×9mmのVQFNパッケージで、1,000個受注時の単価(参考価格)は3.75ドルです。

TIのワイヤレス・パワー・ソリューションに関する情報
・ブログ記事:「ワイヤレス充電が産業用アプリケーションに提供する利点」を参照
TIの電池管理ソリューションを参照

TIのワイヤレス・パワー製品ラインアップ
TIのワイヤレス・パワー製品ラインアップは、スマートフォン、タブレットなどの携帯型電子機器向けや、充電パッドから自動車、家具向けのワイヤレス電源に至る幅広い用途で、革新的な高効率ワイヤレス充電ソリューションを提供します。
TIは、WPC QiおよびAirFuel Allianceの標準仕様に対応した、広範な電源回路のポートフォリオを展開しています。

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