2016年07月26日
CORPPR-16-003
2016年7月26日(米国時間2016年7月25日)抄訳
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長 兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は25日、2016年第2四半期の業績を発表しました。主な内容は次の通りです。
TIの2016年度第2四半期売上高は、前年同期比1パーセント増の3,273百万ドル、営業利益は11パーセント増の1,117百万ドルとなりました。売上高および1株当り利益はほぼ見込み通りでした。
前年度比で、車載市場でのTI製品に対する需要は高く、産業機器および通信機器市場でも伸びていますが、パーソナル・エレクトロニクス市場では減少となっています。
TIの中核事業である組込みプロセッシング製品の売上高は、前年度比で9パーセント増となりましたが、アナログ製品の売上高はほぼ横ばいとなりました。両事業部門の営業利益率は上昇しました。
粗利益率は、優れた製品ポートフォリオおよびアナログ製造における300ミリウエハによる製造を含む効率的な製造戦略により61.2パーセントとなりました。
2016年度第3四半期の売上高は、3,340百万ドルから3,620百万ドルの範囲を見込んでいます。
業績要約
2016年第2四半期 | 2015年第2四半期 | 増減 | |
売上高 | 3,273百万ドル | 3,232百万ドル | 1% |
営業利益 | 1,117百万ドル | 1,010百万ドル | 11% |
税引後純利益 | 779百万ドル | 696百万ドル | 12% |
1株当り利益 | 0.76ドル | 0.65ドル | 17% |
2016年第2四半期 部門別売上
2016年第2四半期 | 2015年第2四半期 | 増減 | |
アナログ | 2,044百万ドル | 2,049百万ドル | 0% |
組込みプロセッシング | 755百万ドル | 690百万ドル | 9% |
その他 | 474百万ドル | 493百万ドル | -4% |
アナログ: (汎用アナログ/ロジック製品、電源IC製品、高性能アナログ製品、シリコン・バレー・アナログ事業部製品を含む)
・売上高は、高性能アナログ製品およびシリコン・バレー・アナログ事業部製品の売上増が汎用アナログ/ロジック製品および電源IC製品の売上減によって相殺されたために、ほぼ横ばいとなりました。
・営業利益は、主に製造コストの減少による粗利益の増加が寄与し、増加となりました。
組込みプロセッシング: (マイコン製品、プロセッサ製品、コネクティビティ製品を含む)
・売上高は、プロセッサ製品をはじめとするすべての3製品分野で増加となりました。
・営業利益は、おもに売上増および粗利益増により増加となりました。
その他:(DLP®製品、カスタムASIC製品、グラフ電卓、ロイヤルティを含む)
・売上高は、グラフ電卓、ロイヤルティ、およびカスタムASIC製品の減少がDLP製品の売上増により一部相殺されたものの、減少となりました。
・営業利益は1,000万ドルの増加となりました。
英文のニュース・リリース(全文)については、TIのインターネットのホームページ(http://www.ti.com)(http://newscenter.ti.com) (http://investor.ti.com/ )からご覧いただけます。