TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

日本TI、次世代スマートフォンで これまでにない豊かで大音量のオーディオを可能にする 新しいスマート・アンプ製品を発表

スピーカーの振幅と過熱保護機能を内蔵したクラス最高のアンプ製品と音質チューニング期間を短縮する最新のサポート・ソフトウェア・スイートを供給

2015年11月12日

SCJ-15-061                                                                               
2015年11月12日

日本テキサス・インスツルメンツは、次世代のスマートフォン製品で最大級のピーク音圧を業界をリードするオーディオ品質と最大限の電池効率で提供する、低消費電力スマート・アンプ製品を発表しました。新製品の『TAS2555』class-Hオーディオ・アンプは、I/V検出方式のスピーカーの振幅と過熱保護機能を内蔵し5.7Wの出力電力と相まって小型スピーカーから最大限の音量を引き出します。TIは、D-amp IC内蔵あるいは別チップ構成のスマート・アンプ制御を業界でいち早く発表し音質設計上の幅広い選択肢を提供しました。製品の詳細やサンプルのご注文については、http://www.tij.co.jp/tas2555-pr-jp をご覧ください。

また 『TAS2555』低消費電力スマート・アンプには、初めてPurePath™ Console 3 ソフトウェア・スイートが提供され、ベテランから初心者のオーディオエンジニアが多様な音質要求に適合させるためのチューニングツールが全て含まれています。このソリューションではスピーカーの特性を的確に測定し、推量によるチューニング作業を不要にするとともに、最終製品での音質調整や実装のための使いやすいツール群も提供することから、スマートフォン、タブレットおよびその他のオーディオ対応のポータブル・エレクトロニクス製品の市場投入期間の短縮に役立ちます。

TAS2555 スマート・アンプの特長と利点

  • より大音量、より鮮明なオーディオを提供: 電源電圧4.2 V、4Ω負荷時に5.7W (1% THD+N)、8Ω負荷時に3.8W (1% THD+N)の出力電力を提供
  • 低いICN(アイドル・チャネル・ノイズ)特性が設計を簡素化: 15.9µVのICN特性が、スマートフォンをレシーバ・モードや無信号・モードで使う場合にスピーカーからの可聴ノイズを排除するほか、外付け対策部品が不要
  • マルチレベルのClass-Hブースト・コンバータと自動ゲイン制御機能を内蔵: 電池電圧が低下した場合に、オーディオ出力を自動的に調整、電池動作時間を最大限に延長。最終機器の電源プロファイル要件に基づいたブースト機能のon/offのカスタマイズに役立つ、ユーザー設定可能なブースト制御機能を提供
  • 開発期間を短縮:  I2S 出力を持ったプロセッサと組み合わせることで、オンチップのスピーカー保護が可能。この機能により、移植や実装のための期間を大幅に短縮し、最終機器の市場投入期間を短縮

設計の迅速化に役立つ評価ツールとサポート
TIでは、『TAS2555』 スマート・アンプを搭載した製品の市場投入期間の短縮や評価の簡素化に役立つ、直覚的に使用できる幅広い評価ツールを提供しています。TIでは、PurePath Console 3 ソフトウェア・スイート のほかにも、包括的なEVM(評価モジュール)やスピーカー評価用の学習用ボード・ツールを供給しています。『TAS2555YZEVM』 は、TI storeから単価(参考価格)149ドルで供給中です。

価格と供給
『TAS2555』 スマート・アンプ は3.47mm×3.23mmの42ボールWCSPパッケージで供給されます。1,000個受注時の単価(参考価格)は2.50ドルです。『TAS2555』は、『TAS5766』 スマート・アンプをはじめとした、低出力や中出力の製品を含むTIの スマート・アンプ製品ポートフォリオ の最新製品です。

TIのスマート・アンプ製品の情報

※ PurePath™はTexas Instruments Incorporatedの商標です。その他、すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。