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日本TI、業界初のPMBusデジタル・インターフェイス内蔵18Vマルチチャネル同期整流降圧型コンバータを発表

集積度が高く、基板面積に制約のある車載、通信機器に最適 最大95パーセントの変換効率を実現

2015年03月31日

SCJ-15-016                                                                                             
2015年3月31日

日本テキサス・インスツルメンツは、小セル基地局、インフォテインメント機器、ソリッドステート・デバイスなど、基板面積に制約があり、高い周囲温度でも冷却なしで動作する必要のあるアプリケーション向けに、PMBus/I2Cデジタル・インターフェイス内蔵の4 チャネル降圧型DC/DCコンバータを発表しました。新製品の『TPS65400』は2出力か4出力の設定が可能で、合計8個のパワーMOSFETを集積し、最小の基板面積で、最大95パーセントと業界をリードする高い変換効率を実現します。製品の詳細、無償サンプル、評価モジュールのご注文に関しては、http://www.tij.co.jp/tps65400-pr-jp をご覧ください。

『TPS65400』はパワーMOSFET内蔵の4チャネル高出力電流同期整流降圧型スイッチング・レギュレータです。各スイッチング・コンバータは、プロセッサ、FPGA、ASIC、メモリ、デジタル入出力などのデジタル回路に、2Aまたは4Aの出力電流を高い効率で提供します。各コンバータのスイッチング周波数は、独立して最大2.2MHzまで設定可能です。また、4.5V~18Vの単一電源電圧で動作し、5Vまたは12Vの中間電圧バスで動作する分散型電源回路に最適です。

『TPS65400』の特長
・柔軟なパワーアップ/ダウン・シーケンス制御機能により、システム信頼性を向上。高性能プロセッサやFPGA向けの電源シーケンス動作に関する技術解説ブログ(英語)を参照
・PMBusインターフェイスにより、パラメータ設定やステータスのモニタリングが可能で、システムのインテリジェンス性能を向上
・ダイナミック・ボルテージ・スケーリングにより、プロセッサ性能を最適化
・各スイッチング・レギュレータの位相インターリーブ動作により、入力コンデンサ容量とリップルを低減
・カレント・シェアリングにより、出力電流を高めることができ、設計の自由度が向上
・7×7×0.9mmと小型の48ピンVQFNパッケージに封止

供給、パッケージ、価格
『TPS65400』はTIと販売特約店から量産出荷中です。放熱特性を強化した48ピンVQFNパッケージを採用し、1,000個受注時の単価(参考価格)は3.68ドルです。『TPS65400EVM-678』評価モジュールも単価(参考価格)199ドルでご用意しています。

TPS65400』の特性表

項目 TPS65400
出力数 4
入力電圧範囲 Vin 4.5 V ~ 18 V
出力電圧範囲 Vout 0.6V~90%Vin
出力電流 Iout1,Iout2 (max) 4A
出力電流 Iout3,Iout4 (max) 2A
制御トポロジ 降圧型
スイッチング周波数(max) 2,200kHz
静止電流 Iq (typ) 8mA
ソフトスタート 可変
補償 外部
その他の特長 可変の電流制限、可変のUVLO 、ダイナミック・ボルテージ・スケーリング、イネーブル 、外部クロック同期、軽負荷時の高効率、PMBusインターフェイス、位相インターリーブ動作、パワー・グッド、プリバイアス・スタートアップ、同期整流、テレメトリ
制御モード 電流モード
電圧リファレンス精度 Vref (typ) 1 %
動作温度範囲 TJ = -40 ℃ ~ 125 ℃
ピン/パッケージ 48VQFN
1,000個受注時の単価 (参考価格) 3.68ドル

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テキサス・インスツルメンツはデジタル制御で設定とプログラミングが可能な電源コントローラを提供しており、設計の自由度、効率、集積度の向上を可能にし、ダイナミックなシステム・ニーズへの対応と総コスト低減の可能性をお客様に提供しています。TIのデジタル電源ソリューションはPMBus、SMBus、I2C、SPI、UART、CANなどの各種通信プロトコルにも対応しています。

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