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日本TI、接続、制御、通信の機能を提供、よりスマートな産業用製品を実現するSitara『AM437x』 産業用ワンチップ・デバイスを発表

複数プロトコルの産業用通信とフィードバックをサポートするSitara『AM437x』IDK(産業用開発キット)を供給

2015年03月27日

SCJ-15-017                                                                                               
2015年3月27日

日本テキサス・インスツルメンツは、新しい Sitara™ 『AM437x』産業用開発キット (IDK)を発表しました。『AM437x』 IDKは、ARM® Cortex®-A9コアをベースとした高い統合性のSitara  『AM4379』 と 『AM4377』 の各プロセッサが提供する複数プロトコルの産業用通信機能とフィードバック・インターフェイス機能の評価に役立ち、開発各社において、モーター制御向けの産業用システムの差別化と最適化を実現します。

ネットワーク接続のドライブ・ソリューションのトレンドが継続するにつれて、知的な機能を備えた産業用システムへの、デジタル・モーター・フィードバック・システムの採用が進んでいます。このデジタル化と、産業用Ethernetによる通信機能の組み合わせにより、通信と制御の間の遅延時間を短縮できることから、工場やエネルギー分野で高効率を提供します。『AM437x』 IDKはモーター制御のフィードバックと、複数の認証取得済みのEthernetプロトコルを組み合わせ、インバータ、サーボ・ドライブや高級なACドライブ向けのワンチップ・ソリューションを提供します。 さらに、このキットはモーター制御アプリケーションのほかに、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)やHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)をはじめとした産業用オートメーションのアプリケーションの開発にも役立ちます。『AM437x』 IDKは、認証取得済、かつ量産対応の産業用通信プロトコル群を統合しており、開発各社に使いやすい産業用システム・ソリューション向けプラットフォームを提供します。

Sitara AM437x IDKの特長
・モーター制御と、より高レベルの通信との間のブリッジ機能を提供するワンチップ・ソリューション
・IDKは、フィードバックと複数の産業用通信プロトコルをワンチップに統合、他の機能の統合や、基板実装面積の縮小を実現
・このプラットフォームは、通信と制御の間の遅延時間の短縮に役立ち、同期性を向上
・PRUによって、認証取得済の複数プロトコルの産業用Ethernetをサポート
・PRUが、モーター制御向けの複数プロトコルのフィードバック・インターフェイスを提供
・周波数可変のドライブ製品向けに、FOC(フィールド・オリエンテッド制御)機能を提供

供給
『AM437x』IDK は、TI Store やTIの販売特約店から、単価(参考価格)329ドルで供給中です。mainline Linux ソフトウェアが付属した汎用の『AM437x』 評価モジュール(EVM) は、TI Storeや TIの販売特約店から同599ドルで供給中です。

回路図、BOM(原材料)リスト、ユーザー・ガイド、ベンチマーク、ソフトウェア、デモンストレーションその他を含む、量産対応のプラットフォームはこちらから供給中です。この無償のボード・サポート・パッケージと産業用ソフトウェア開発キットはこちらからダウンロードできます。

AM437x』プロセッサに関する情報
・『AM437x』プロセッサ製品を搭載したTI Designsを参照
・『AM437x』IDKのTools Insider blogの記事(英文) を参照

※ SitaraはTexas Instruments Incorporatedの商標です。その他、すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。