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日本TI、新しいZigBee Remote Control 2.0標準規格をサポートするRF4CEソリューションを発表

業界をリードするTIのRF4CE向けハードウェアとソフトウェアを活用した ゴールデン・ユニット認証取得済ソリューションを供給

2014年09月22日

SCJ-14-076
2014年9月22日

日本テキサス・インスツルメンツは、ZigBeeアライアンスが新たに制定したZigBee Remote Control 2.0標準規格をサポートする、 ZigBee® RF4CE のハードウェアとソフトウェア・ソリューションを発表しました。TIでは、RF4CEリモート・コントロール市場をリードするハードウェアとソフトウェアプロバイダーとして、この新しい標準規格に対応し、ゴールデン・ユニット・ステータスを達成しました。ZigBee Remote Control 2.0 は現在、TIの RemoTI™ ソフトウェア を通じて 『CC2533』『CC2530』『CC2531』 の各SimpleLink™ RF4CE ワイヤレス・マイコン製品を供給中で、新しいリモコン製品の開発の迅速化を実現します。

ZigBee Remote Control 2.0標準規格向けのTIのソリューションには、リモコンとSTB(セット・トップ・ボックス)やTV、その他のターゲット機器の両方に向けたサンプル・アプリケーションが付属しており、製品の市場投入期間の短縮を可能にします。さらに顧客各社は、OTA(Over-the-Air)ダウンロード機能を活用して、展開済みのZigBee Remote Control 1.x 対応製品を2.0標準規格互換にアップグレードできます。

新しいZigBee Remote Control 2.0標準規格は、リモコン市場にさまざまな特長と利点を提供します。
バリデーション・ベースのペアリングの標準化によって、リモコンとSTBやTVなどの民生用機器とのペアリング(接続)を簡素化

・ニア・フィールド・コミュニケーション(NFC)、HDMI-CECやUPNPなどを使うことで、1台または複数の機器との間に、支援付きで迅速なペアリングを実現する、ペアリング・プロキシを提供

・ヒューマン・インターフェイス・デバイス(HID)コマンド・バンクが、メーカー各社に、マウスやキーボード、民生用制御機器のような、簡素なボタンベースのリモコンとHID機能の実装に役立つ、単一の標準規格を提供

ホーム・オートメーション・コマンド・バンクが、STBを通じて、ZigBee Home Automation 対応機器を制御するリモコン機能を提供

・IRコードのダウンロード機能によって、IRデータベース全体をリモコンに内蔵する代わりに、IRコードをSTBやTVからリモコンにダウンロード可能となり、メモリ資源を他の機能に活用可能

有効な双方向通信機能が、電池動作がより簡単で、リモコンの探索をはじめとした標準化された手法を実現

強化されたセキュリティ機能が、バインディング後のセキュリティ・キーの更新を実現 

キーの再配置機能が、ゲーム・アプリケーションを使う場合などに、コンテキストに対応してリモコンの各キーの動的な再設定を実現

供給について
ZigBee Remote Control 2.0標準規格向けのTIのソフトウェアは、現在、主要な顧客向けにサンプル出荷中です。ソフトウェアの評価が必要なお客様は、最寄りのTI営業所にご相談ください。

TIのリモコン・ソリューションと新しいZigBee Remote Control 2.0に関する情報
・ TIのの ZigBee RF4CEとBluetooth Smart リモート・コントロール製品ラインアップ
・ ZigBee アライアンスが主催し、2014年10月1日から無償で開催されるZigBee Remote Control 2.0 標準規格Webner(ウェブセミナー) で、新しい標準規格の詳細を参照
・ ZigBee アライアンスのZigBee Remote Control 2.0 ホワイトペーパー 
・  ZigBee RF4CE の概要

※SimpleLinkおよびRemoTIはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標はそれぞれの所有者に帰属します。