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ニュースリリース

日本TI、ダーリントン・トランジスタ・アレイの代替を可能にする初の大電圧機器向け7チャネル・ローサイドNMOSドライバを発表

簡単に代替が可能で、消費電力、コスト、基板面積を低減

2014年06月27日

SCJ-14-052                                                                                              
2014年 6月27日

日本テキサス・インスツルメンツは、標準的なダーリントン・トランジスタ・アレイの代替が可能で、高い電力効率とピン互換性を提供する業界初の7チャネル・ローサイドNMOSドライバを発表しました。新製品の『TPL7407L』は、複雑なモーター・ドライバを不要にしながら、大電流負荷の駆動に必要なトランジスタ・アレイの半数の代替を可能にします。消費電力を40パーセント低減するとともに、白物家電、ビル・オートメーション、照明、HVAC(暖房、換気、空調機器)などの大電圧機器でLEDマトリクス、リレー、ステッピング・モーターなどの高効率駆動を実現します。製品の詳細、無償サンプルと評価モジュールのご注文についてはhttp://www.tij.co.jp/tpl7407l-pr-jpをご覧ください。

『TPL7407L』は、TIの包括的なペリフェラル・ドライバ製品ラインアップに新たに追加された製品です。これらの製品は広い電圧/電流範囲をサポートしており、システムの大幅な再設計を行わずに、新たな製品ニーズへの対応を可能にします。『SN74HC595』レジスタとの組み合わせにより、1個または複数の『TPL7404』をわずか3本のGPIO(汎用I/O)で制御でき、フレキシブルで効率的なソリューションを提供します。

TPL7407L』の特長
・最高のドレイン電流: ドレイン電流がチャネルあたり600mAと20パーセント高く、
 大電力駆動が可能なことから、基板1枚あたりに必要なリレー・ドライバ 数を削減
・最高の電力効率: ダーリントン・アレイと比較して電力損失を40パーセント低減し、
 大電圧システムの電力効率を向上
・従来のトランジスタ・アレイとピン互換: 電力効率が高く、既存のトランジスタ・アレイ
 の代替も可能なことから、システム設計を容易にし、電力コストも低減
・広い動作温度範囲: テスト済みの温度範囲が-40℃~+125℃と広く、過酷な環境で動作
 する産業、車載、通信機器をサポート

供給、パッケージ、価格
『TPL7407L』 は16ピンSOICパッケージとTSSOPパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は0.40ドルから設定されています。性能と動作特性の評価を可能にする『TPL7407LEVM』評価モジュールは、単価(参考価格)49.00ドルで供給中です。

TPL7407L』の特性表

項目

TPL7407L

パッケージあたりドライバ数

7

スイッチング電圧(max)

40 V

ピーク出力電流

500 mA

遅延時間(typ)

250 ns

出力電圧(max)

40 V

入力信号

CMOS、TTL

Lレベル出力電圧 Vol

(最小規定出力電流時)(typ)

200 mV

チャネルあたり出力電流  (max)

600 mA

オフ時出力電流 Iout_off (typ)

0.01 μA

ピン/パッケージ

16SOIC、16TSSOP

動作温度範囲

-40 ℃ ~ +125℃

1,000個受注時の単価(参考価格)

0.40ドルより

 

TIリレー・ドライバ製品ラインアップに関する情報
「新たな標準を確立:ペリフェラル駆動を改善する方法」(英語ブログ記事)
『TPL7407L』の無償サンプルのご注文
『TPL7407L』により、システムの消費電力を低減(英語ビデオ)

 アナログ製品の情報共有や設計の問題解決には、TI E2E日本語コミュニティのアナログ・フォーラムをご利用ください。

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