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ニュースリリース

日本TI、オーディオとBluetooth Low Energyの機能を拡張したSimpleLink Bluetoothモジュールを発表

Bluetooth 4.1に準拠したデバイスとモジュールを提供

2014年03月11日

SCJ-14-019                                                                                  
2014年3月11日

日本テキサス・インスツルメンツは、製品の試作、開発と製造の迅速化に役立つ、SimpleLink™ Bluetooth®『CC256x』製品ポートフォリオに、新規にTIモジュールとオーディオ・リファレンス・デザインを発表しました。これらの新しいソリューションは、Bluetooth 4.1認証を取得済みであり、オンチップのオーディオ・エンコード/デコード機能のほかに、Bluetooth low energyの新しい機能を含む複数のアップデートを提供します。この発表によって、SimpleLink Bluetoothのデュアルモード製品ポートフォリオは、顧客各社において、玩具、Bluetoothスピーカー、オーディオ・ストリーミング・アクセサリ、スポーツ/フィットネスをはじめとした各種のアプリケーション向けに幅広く革新的なオーディオ・ソリューションを構築できます。『CC256x』の詳細に関しては、http://www.tij.co.jp/ep-con-ecs-cc256x-pr-lp-jpをご覧ください。

TIのSimpleLink Bluetoothモジュール製品は、『CC2564』 デュアルモード・ソリューションをベースに開発され、FCC/ICやCEの認証取得に必要な、すべての構成要素を内蔵しています。さらに、『CC256x』製品ファミリーは、今回の新しいアップデートでオーディオ・プロセシング機能をオンチップで内蔵したことから、従来、外部ホストで実行されていたSBC (サブバンド・コーディング)のエンコード/デコードの処理負荷を削減することで、ホスト・マイコンを介さずにオーディオ処理を実行できることから、より広い品種のホスト・マイコン製品を使うことができ、システム・コストと消費電力の削減に役立ちます。

TIのオーディオ・リファレンス・デザインは、『MSP430F5529』や『 MSP43055438』の超低消費電力マイコン、Tiva™ Cシリーズのマイコンをはじめとした、マイコン製品を搭載してBluetoothオーディオ製品の開発を簡素化します。そして、このプラットフォームは、次のようなデバイスやツールでサポートします。

-  TIは、ANTはDynastream社より、そしてBluetooth、Bluetooth low energy、アシステッド・オーディオなどロイヤリティ無償のBluetopia® Bluetoothスタック、プロファイルやサンプル・アプリケーションをStonestreet Oneのライセンスを得て、供給します。また顧客の要望によってソフトウェア オプションを有償でStonestree Oneから供給可能です。
-  新型の『CC256x』デバイスは、量産中のTIデバイスとピン互換性を提供
-  『CC2564』Bluetoothソリューションは、モジュールで供給中。2014年第2四半期にはFCC/ICやCEの認証取得の予定で、評価モジュールのボードによって評価を簡素化
-  低価格のスピーカーや玩具のアプリケーション向けに、次のリファレンス・デザインを提供:
   ・SimpleLink 『CC256x』デバイス、『MSP430F5229』 超低消費電力マイコン、『TAS2505』 デジタル入力class-Dスピーカー・アンプ、 『bq24055』 単一セルLi-ionバッテリー充電回路を搭載した TIのBluetooth オーディオ・シンク・リファレンス・デザイン 。Bluetoothスタック、複数のプロファイルとサンプル・アプリケーションが、すべてのデバイスをサポートしていることから、開発各社は、電話やタブレットからのオーディオ・ストリーミング機能を迅速に追加可能。このリファレンス・デザインの動作の様子はビデオからご覧ください。
   ・2014年第2四半期に供給予定で、SimpleLink 『CC256x』デバイス、『MSP430F5229』超低消費電力マイコン、『TLV320ADC3101』 ステレオA/Dコンバータ、『bq24055』単一セルLi-ion バッテリー充電回路を搭載したTIのBluetoothオーディオ・リファレンス・デザイン(Source)。この製品は、Bluetoothオーディオとして理想的なソリューションを提供

価格と供給
現在、次のSimpleLink 『CC256x』 Bluetoothソリューションを、TIの販売特約店から供給中です。
『CC2560』: 1,000個受注時の単価(参考価格)1.86ドルより
『CC2564』:1,000個受注時の単価(参考価格)2.14ドルより
『CC2564MODN』:1,000個受注時の単価(参考価格)4.97ドルより、2014年第2四半期より量産出荷の予定

TIでは、次の『CC256x』製品も供給中です。
・『CC2564MODN』のサンプルのご注文: リンク
・『CC256x』 Bluetoothオーディオ・シンク・リファレンス・デザイン、単価(参考価格)59ドルのご注文: リンク
・MSP430と接続して使用可能で単価(参考価格)59ドルの評価ボード『CC256xQFNEM』のご注文: リンク

TI SimpleLink 製品ポートフォリオに関する情報
-TIのBluetoothワイヤレス・コネクティビティ・ソリューション
-SimpleLink Bluetooth wikiページ
-TIのIoT向けコネクティビティ製品の詳細


※SimpleLink、MSP430およびTivaはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標はそれぞれの所有者に帰属します。