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日本TI、小型LCDパネル向けに4MHzのピクセル・クロックをサポートする業界初のLVDSレシーバを発表

プリンタ、複写機、家電、デジタルカメラのEMIと消費電力を低減

2014年02月12日

SCJ-14-011                                                                                               
2014年 2月12日

日本テキサス・インスツルメンツは、小型LCDパネル搭載のプリンタ、複写機、デジタルカメラ、家電製品向けに、4MHzのピクセル・クロックをサポートする業界初のLVDSレシーバを発表しました。新製品の『SN65LVDS822』FlatLink™ LVDSレシーバは、競合製品と比較して、より低いピクセル・クロックに対応しており、ビデオ信号伝送距離の30パーセント延長と同時に、配線本数の60パーセント低減を実現しながら、EMI(電磁妨害)と消費電力の低減を可能にします。製品の詳細、無償サンプルのご注文に関しては、http://www.tij.co.jp/sn65lvds822-pr-jp をご覧ください。

SN65LVDS822』の主な特長

  • 広いピクセル・クロック範囲をサポート: 4MHz~54MHzの低いピクセル・クロックに対応し、これまでパラレルLVTTL/LVCMOSを必要としていた160 x 120 (QQVGA) から1024 x 600 (WUXGA)、 60fps(フレーム/秒)、24bpp(ビット/画素)カラーのパネルをサポート
  • 配線本数を削減: 4:27と2:27の両方のデシリアライズ動作をサポートしており、配線本数をさらに削減可能で、設計の自由度を向上。14倍サンプリングの2:27 モードでは、基板面積に制約のあるシステムで、レーン本数の40パーセント削減により、データ・レーンを2本に低減
  • プリント基板レイアウトの自由度向上とEMIの低減: バス・スワップ機能とLVDS信号振幅の低減により、基板設計の自由度を向上。さらに、3種類の選択可能なCMOSスルーレート制御機能により、機器の要件に対応したスルーレートを選択でき、EMIを低減
  • LVCMOS出力: 1.8V~3.3VのCMOS信号をサポートし、LCDパネルの広範な要件に対応

『SN65LVDS822』レシーバと『SN75LVDS83B』LVDSトランスミッタを組み合わせることにより、システムのLCDパネルと、TIのOMAP™DaVinci™プロセッサなどのビデオ・プロセッサとの間に、包括的なブリッジ・インターフェイスを構成できます。『SN65LVDS822』は、データ・スループットを維持しながら、同期パラレル・データバス回路に使用される信号配線数を削減できることで高い評価を受けている、TIのFlatLinkシリアル・インターフェイス製品ファミリに新たに追加された製品です。

ツールとサポート
『SN65LVDS822RGZEVM』評価モジュールは、単価(参考価格)99ドルで供給中です。また、プリント基板のシグナル・インテグリティ検証のためのIBISモデルも供給中です。


供給、パッケージ、価格
『SN65LVDS822』は7mm角の48ピンQFNパッケージで供給中で、1,000個受注時の単価(参考価格)は2.81ドルです。

 SN65LVDS822』の特性表

項目

SN65LVDS822

データ・スループット

378 Mb/s

PLL周波数

4 MHz

動作温度範囲

-40 ℃ ~ +85℃

ピン/パッケージ

48 VQFN

パッケージ・サイズ

7 mm角

ピン・ピッチ

0.5 mm

1,000個受注時の単価(参考価格)

2.81ドルより

 

TI FlatLink製品ラインアップの詳細

アナログ製品の情報共有や設計の問題解決には、TI E2E日本語コミュニティのアナログ・フォーラムをご利用ください。

※ FlatLink、DaVinciおよびOMAPはTexas Instrumentsの商標です。その他、すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。