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ニュースリリース

テキサス・インスツルメンツ・インコーポレイテッド 2013年第4四半期および2013年度決算概要

2014年01月22日

CORPPR-14-002
2014年1月22日(米国時間2014年1月21日)抄訳

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長 兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は21日、2013年第4四半期および2013年度の業績を発表しました。主な内容は次の通りです。

TIの2013年第4四半期売上高は3,028百万ドルとなり、前年同期(2012年第4四半期)比で、2パーセントの増加となりました。

第4四半期は、これまで推し進めてきた、多様な市場で長期的な成長が見込めるアナログおよび組込みプロセッシングにさらに注力する構造改革が反映されたものとなりました。

第4四半期のアナログおよび組込みプロセッシングを合わせた売上高は、前年同期比12パーセントの増加となり、全体の売上の82パーセントを占めています。個別では、前年同期比で、アナログは12パーセント増、組込みプロセッシングは11パーセント増となっています。

第4四半期の利益増は、見込みの上限に近い、高い売上と粗利益増によるものです。粗利益率は、アナログおよび組込みプロセッシング製品の優れた製品ポートフォリオと効率的な製造戦略によって、過去最高に迫る54.2パーセントとなっています。

2014年第1四半期の売上高は、2,830百万ドルから3,070百万ドルの範囲を見込んでいます。

TIの2013年第4四半期の業績および2014年第1四半期の業績予測は、組込みプロセッシングおよび日本における経費削減のための再編成費用を含んでいます。TIは、市場からの撤退や既存製品の製造中止は一切行いませんが、継続的な成長が見込めない市場への投資を縮小していく予定です。これにより、全世界で1,100人が削減される予定です。これら費用は約8,000万ドルになると見込まれ、そのうち4,900万ドルは2013年第4四半期に含まれ、約3,000万ドルが2014年第1四半期に含まれる予定です。これによって、2014年末には年間で1億3,000万ドルの削減が見込まれます。

業績要約

 

2013年
第4四半期

2012年
第4四半期

増減

2013年度

2012年度

増減

売上高

3,028百万ドル

2,979百万ドル

2%

12,205百万ドル

12,825百万ドル

-5%

営業利益

687百万ドル

139百万ドル

394%

2,832百万ドル

1,973百万ドル

44%

税引後純利益

511百万ドル

264百万ドル

94%

2,162百万ドル

1,759百万ドル

23%

1株当り利益

0.46ドル

0.23ドル

100%

1.91ドル

1.51ドル

26%

2013年第4四半期 部門別売上

 

2013年
第4四半期

2013年
第3四半期

増減

2012年
第4四半期

増減

アナログ

1,869百万ドル

1,931百万ドル

-3%

1,669百万ドル

12%

組込みプロセッシング

604百万ドル

668百万ドル

-10%

546百万ドル

11%

その他

555百万ドル

645百万ドル

-14%

764百万ドル

-27%

 

アナログ:(特定用途向けアナログ/ロジック製品、電源IC製品、汎用向け高性能アナログ製品、シリコン・バレー・アナログ事業部製品を含む)

  • 2013年第4四半期のアナログ製品の売上高は、すべての製品ラインで、前年同期比で増加となりました。なかでも電源IC製品が最大の増加となり、次いでシリコン・バレー・アナログ事業部製品、汎用向け高性能アナログ製品および特定用途向けアナログ/ロジック製品が続きました。
  • 前期比では、すべての製品ラインで売上減となりました。なかでも汎用向け高性能アナログ製品が最大の減少となり、次いで特定用途向けアナログ/ロジック製品、電源IC製品およびシリコン・バレー・アナログ事業部製品となりました。
  • 営業利益は、主に売上増および粗利益増により、前年同期比で増加となりました。前期比では、売上減および粗利益減により営業利益は減少し、その一部は経費減少により相殺されました。

組込みプロセッシング(プロセッサ、マイコン製品、コネクティビティ製品を含む)

  • 2013年第4四半期の組込みプロセッシング製品の売上高は、マイコン製品の売上増により、前年同期比で増加しました。コネクティビティ製品の売上増となりましたが、プロセッサの売上は横ばいとなりました。
  • 前期比では、主にプロセッサの売上減により減少しました。マイコン製品およびコネクティビティ製品も売上減となりました。
  • 営業利益は、主に売上増および粗利益増により、前年同期比で増加となりました。前期比では、主に売上減および粗利益減により、減少しました。

その他(DLP®製品、カスタムASIC製品、グラフ電卓、ロイヤルティ、従来のワイヤレス製品を含む)

  • 2013年第4四半期のその他製品の売上高は、従来のワイヤレス製品の売上減により、前年同期比で減少となりました。
  • 前期比では、グラフ電卓の季節的な売上減により、売上は減少しました。
  • 営業利益は、再編成費用および経費の減少により、前年同期比で増加となりました。前期比では、主に売上減、粗利益減、および再編成費用の増加により、減少となりました。

2013年度 部門別売上

 

2013年 度

2012年度

増減

アナログ

7,194百万ドル

6,998百万ドル

3%

組込みプロセッシング

2,450百万ドル

2,257百万ドル

9%

その他

2,561百万ドル

3,570百万ドル

-28%

 

  • 2013年度のアナログ製品の売上高は、主に電源IC製品の売上増により、増加しました。シリコン・バレー・アナログ事業部製品および汎用向け高性能アナログ製品の売上も増加しましたが、特定用途向けアナログ/ロジック製品は売上減となりました。営業利益は、主に粗利益増および製造コストの減少により、増加しました。この粗利益増は、経費増加により一部相殺されました。
  • 2013年度の組込みプロセッシング製品の売上高は、主にマイコン製品の売上増により、増加となりました。プロセッサおよびコネクティビティ製品も売上増となりました。営業利益は、売上増および粗利益増により増加しましたが、経費増加により一部相殺されました。
  • 2013年度のその他製品の売上高は、主に従来のワイヤレス製品の売上減により、減少となりました。営業利益は、経費の減少および再編成/その他費用の減少により、増加しましたが、売上減および粗利益減により一部相殺されました。

英文のニュース・リリース(全文)については、TIのインターネットのホームページ(http://www.ti.com)(http://newscenter.ti.com)  (http://www.ti.com/ir)からご覧いただけます。