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日本TI、家庭用/ポータブル向けストリーミング・オーディオ・アプリケーション実装を簡素化する包括的システム・ソリューションを発表

ネット接続オーディオ機器の設計者は、ほとんどのストリーミング・クライアント機器へのコネクティビティを簡単に実現可能に
2014年01月08日

SCJ-14-001                                                                  
2014年1月8 日

日本テキサス・インスツルメンツは、ストリーミング・オーディオに向けた多様性の高いソリューションの提供を発表しました。このTIの統合、最適化、かつ検証済のソリューション供給により、顧客各社は、ポータブル・スピーカー、サウンドバー、オーディオ・ビデオ・レシーバ(AVR)、そしてOEM各社においてあらゆる組み合わせのスピーカー製品への接続機能追加を実現するコネクティビティ・モジュールをはじめとした各種ストリーミング・オーディオ・アプリケーションの市場投入期間を短縮できます。TIは2014年1月7日~10日に米国ネバダ州ラスベガスのラスベガス・コンベンション・センターで開催される「2014 International CES」のミーティングルームN117において、このストリーミング・オーディオ・ソリューションをライブ展示します。

 

すべてのストリーミング・オーディオのニーズをまとめて提供
TIのシステム・ソリューションは、各種のストリーミング・オーディオ・ソリューションをまとめて提供(ワン・ストップ・ショップ)することから、顧客各社の製品の市場投入期間の短縮、製造コストおよびリスクの削減に役立ちます。

  • このシステムは、幅広い市場をサポートする、スケーラブルなARM® Cortex®-A8ソリューションであるSitara™ 『AM335x』プロセッサ製品をベースに構成、300MHz~1GHzの性能を提供するTI『AM335x』プロセッサは、AirPlayおよびDLNAをはじめとした複数のストリーミング・プロトコルのほか、独自のオーディオ・ポストプロセシング・プロトコルをワンチップに実装可能です。また更にアプリケーション・ホスト・プロセッサとしても使用可能です。これにより、OEM各社はより少ないチップ数とより安い価格にて、より多くの機能を実現できます。
  • このストリーミング・オーディオ・ソリューションにはTI WiLink™ 8 コンボ・コネクティビティ・ソリューションも統合され、高性能なWi-Fi® およびBluetooth® / Bluetooth low energy (BLE) を、最先端のco-existence技術で実現します。
    • 2x2 MIMO あるいは最大比合成 (MRC) レシーバ (英語)で、より優れた通信品質とより長い通信距離を実現
    • Wi-Fi Direct機能によりP2P(ピアツーピア)でのストリーミングを実現
    • STA(ステーション)/AP(アクセスポイント)マルチロール機能を別チャネルで動作可能
    • Bluetooth SIGの認定取得済のデュアル・モード(Bluetooth/BLE)スタックで、幅広いプロファイルをサポート
  • Dolby DigitalおよびDTSデコード・アルゴリズムのサポートや、カスタムのオーディオ・ポストプロセシングも実現が必要なハイエンドのストリーミング機器には、Aureus™ 高性能オーディオDSP製品を統合利用することが可能です。
  • 顧客各社では、オーディオ出力にはTI 『AIC3206』 オーディオ・コーデックおよび、『TPS650250』 電源管理IC(集積回路)を使い、システムの総合的な消費電力を削減可能です。
  • このソリューションはTIの Sitara Linux ソフトウェア開発キット(SDK) との互換性を提供して容易なプログラミングを実現し、2014年前半中にはAirPlay 向けのアドオン・モジュールも搭載予定です。

幅広いストリーミング・サービスを実現するTIソリューション
TIのフル・オーディオ・ストリーミング・ソリューションは、市場消費者に、AirPlayおよびDLNAをサポートするあらゆるポータブルまたは家庭用ネット接続オーディオ機器への接続性を提供します。このTIの製品は、AirPlayをサポートする最初の高い多用性を備えたシステム・ソリューションであり、iOSデバイスからのストリーミング・オーディオ・コンテンツをリモート・スピーカーやTVへ伝送できます。さらに、DLNAのサポートによって、Android、WindowsおよびOS X などのオペレーティング・システムをサポートする機器間でのストリーミングも実現します。

2014 International CES」のTIブースでストリーミング・ソリューションを展示
TIでは2014年1月7日~10日に米国ネバダ州ラスベガスのラスベガス・コンベンション・センターで開催される「2014 International CES」のミーティングルームN117において、このスケーラブルなストリーミング・オーディオ・ソリューションをライブ展示します。TIのネット接続ホーム・ゾーンでは、Sitara プロセッサ、WiLink 8ソリューション、DSPおよびアナログ・ソリューションを統合したTIのフル・システム・ソリューションをベースとしたAirPlayストリーミングのデモ展示を行います。

ソリューションの供給について
現在、TI Sitara 『AM335x』プロセッサ製品WiLink 8 コネクティビティ・ソリューション、電源管理IC、オーディオ・コーデックおよびAureus 高性能オーディオ・プロセッサをはじめとした、高い多用性を持つTIのストリーミング・オーディオ・システム・ソリューションを構成する各要素製品は供給中です。お客様のシステムへのAirPlay の統合に関する詳細は、 streamingaudio@list.ti.comまでお問い合わせください。(英語)

※ SitaraおよびWiLink 8はTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。