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日本TI、ウルトラブック、Bluetoothスピーカー向けに 出力を3倍に高めたClass-Dステレオ・アンプを発表

7W出力で、大音量と鮮明度の高いオーディオ性能を実現 小型QFNパッケージで提供

2013年11月11日

SCJ-13-102

2013年11月11日

日本テキサス・インスツルメンツは、ウルトラブック、Bluetooth®スピーカー、タブレット/ウルトラブック用ドッキング・ステーション向けに、小サイズで大音量サウンドを提供する、新しいClass-Dステレオ・アンプを発表しました。新製品の『TPA3131D2』は、超小型QFNパッケージを採用した業界初の7W出力Class-Dアンプです。既存の高品位オーディオ(High Definition Audio : HDA)コーデック製品と比較し、出力を3倍強に高めると同時に、同じ出力レベルのディスクリート型アンプに対しパッケージ・サイズを半減します。さらに、待機時の電池使用時間を延長します。製品情報とサンプルのご注文に関しては、http://www.tij.co.jp/tpa3131d2-pr-jp  をご覧ください。

TPA3131D2』の主な特長

  • 小サイズと大音量サウンドを実現: 2W出力のHDAコーデック製品の3倍強の7Wステレオ・サウンド出力を実現。ウルトラブックやBluetoothスピーカー向けに、より大音量で鮮明なサウンドを提供
  • ウルトラブックへの対応も可能な小型パッケージ: 5mm角のQFNパッケージより、実装面積はTSSOPパッケージ採用のディスクリート型アンプのほぼ半分。基板レイアウト設計を簡素化し、実装面積あたりで業界最高の出力を提供
  • 電池使用時間の延長: 最大効率が92パーセントのClass-D動作と50μA未満の静止電流により、サイズのより大きいTSSOPパッケージディスクリート型アンプに対し、待機時の電池使用時間を延長
  • 広い動作電圧範囲: 他の集積アンプの出力が8Vであるのに対し、4.5Vの低電源レールで動作。電源電圧範囲は最大26Vで、AC電源と2セル直列バッテリ電源をサポート
  • 包括的なオーディオ・ソリューション: TIの miniDSP搭載 『TLV320AIC3254』ステレオ・オーディオ・コーデックや『TPA6132A2』ステレオ・ヘッドフォン・アンプとの組み合わせにより、高性能オーディオ・ソリューションを実現

ツールとサポート
『TPA3131D2EVM』評価モジュールは、単価(参考価格)149ドルで供給中です。プリント基板のシグナル・インテグリティ要件検証ツールとして、複数のPSpiceモデル も提供中です。

供給、パッケージ、価格
『TPA3131D2』は32ピンQFNパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は、1.10ドルです。

TPA3131D2の特性表

項目

TPA3131D2

アーキテクチャ

Class-D

最大出力

(ブリッジ接続)

7 W

サポートする並列ブリッジ接続数 (min)

2

制御ループ

クローズド・ループ

スピーカー出力数(max)

2

入力信号型式

アナログ

制御方式

ハードウェア

パワーステージ電源電圧範囲

4.5V ~ 26V

動作温度範囲

-40 ℃ ~ 85 ℃

ピン/パッケージ

32ピン VQFN

1,000個受注時の単価
(参考価格)

1.10 ドルより

TIの オーディオ製品ラインアップに関する情報は、こちらからも参照できます。

TIのコンシューマ・エレクトロニクス向けアナログ製品
TIの広範な電源ICとアナログ・シグナル・チェーン製品は、高性能、低消費電力、高集積を特長としており、革新的で個性的なコンシューマ・エレクトロニクス製品の開発を可能にします。TIは、ジェスチャ認識、触覚フィードバック、エネルギー・ハーベスティング、ワイヤレス充電、オーディオ、ヘルスケア技術などの分野で、未来の技術を創造しています。TIのアナログ製品の詳細については、http://www.tij.co.jp/consumer-pr-jp をご覧ください。

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