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ニュースリリース

テキサス・インスツルメンツ・インコーポレイテッド 2013年第3四半期決算概要

2013年10月22日

CORPPR-13-007

2013年10月22日(米国時間2013年10月21日)抄訳

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長 兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は21日、2013年第3四半期の業績を発表しました。主な内容は次の通りです。

TIの2013年第3四半期の業績は、TIが過去数年にわたって推し進めてきたアナログおよび組込みプロセッシング事業に重点を置く構造改革の成果を反映しています。

2013年第3四半期売上高は3,244百万ドルで、前期比6パーセント増となりました。従来のワイヤレス製品を除くと、10パーセントの増加でした。出荷受注比率は0.97となり、第4四半期の売上は、季節的な理由による減少が見込まれます。

アナログおよび組込みプロセッシングの第3四半期の売上に占める割合は80パーセントとなり、前年同期より8ポイント増加しました。両事業部門の売上は前期比で10パーセント増加し、前年同期比では7パーセント増となりました。従来のワイヤレス製品の売上に占める割合は2パーセント以下に減少しました。

1株当り利益は、売上および粗利益の増加、経費の削減等により、予測を上回る増加となりました。売上および工場稼働率は低かったものの、粗利益率はTIにとって過去最高の54.8パーセントとなり、2010年第3四半期に達成したこれまでの記録を超えるものとなりました。これは、TIのアナログおよび組込みプロセッシングに注力する戦略および生産の効率化によって、売上の質が向上したことを実証するものです。

TIの第4四半期に関する予測では、売上は第3四半期から8パーセント減少し、2012年第4四半期とほぼ同等となると見込まれます。従来のワイヤレス製品の売上は約5,000万ドルにまで減少すると予測され、これを除いた場合、第4四半期の売上は、前年同期比で8パーセントの増加になると見込まれます。

業績要約

 

2013年第3四半期

2012年第3四半期

増減

売上高

3,244百万ドル

3,390百万ドル

-4%

営業利益

844百万ドル

840百万ドル

0%

税引後純利益

629百万ドル

784百万ドル

-20%

1株当り利益

0.56ドル

0.67ドル

-16%

 

部門別売上

 

2013年
第3四半期

2013年
第2四半期

増減

2012年
第3四半期

増減

アナログ

1,931百万ドル

1,745百万ドル

11%

1,843百万ドル

5%

組込みプロセッシング

668百万ドル

618百万ドル

8%

591百万ドル

13%

その他

645百万ドル

684百万ドル

-6%

956百万ドル

-33%

 

アナログ:(特定用途向けアナログ/ロジック製品、電源IC製品、汎用向け高性能アナログ製品、シリコン・バレー・アナログ事業部製品を含む)

  • 2013年第3四半期のアナログ製品の売上高は、主にシリコン・バレー・アナログ事業部の売上増により、前年度比で、増加となりました。汎用向け高性能アナログ製品および電源IC製品の売上も増加しましたが、特定用途向けアナログ/ロジック製品の売上は、ほぼ横ばいとなりました。
  • 前期比の売上は、4製品群すべての売上増により、増加しました。なかでも電源IC 製品の売上が最も増加しました。
  • 前年同期比の営業利益は、粗利益増により増加となりました。前期比でも、売上増および粗利益増により、増加となりました。

組込みプロセッシング(プロセッサ、マイコン製品、コネクティビティ製品を含む)

  • 2013年第3四半期の組込みプロセッシング製品の売上高は、3製品群すべての売上増により、増加しました。
  • 前期比の売上は、主にプロセッサの売上増により増加となりました。マイコン製品およびコネクティビティ製品の売上も増加しました。
  • 営業利益は、前年同期比で売上増および粗利益増により、増加となりましたが、経費が増加したため一部相殺されました。前期比では、売上増および利益増により、増加となりました。

その他(DLP®製品、カスタムASIC製品、グラフ電卓、ロイヤルティ、従来のワイヤレス製品を含む)

  • 2013年第3四半期のその他製品の売上高は、主に従来のワイヤレス製品の売上減、さらに僅かではあるものの、前年同期には保険給付金が計上されていたこともあって、前年同期比で、減少となりました。DLP®製品およびカスタムASIC製品の売上も減少しましたが、グラフ電卓およびロイヤルティの売上は増加しました。
  • 前期比では、従来のワイヤレス製品の売上減により、売上は減少しました。グラフ電卓、カスタムASIC製品およびロイヤルティの売上は増加しました。DLP®製品の売上はほぼ同等でした。

 

  • 2013年度の研究開発費は約15億ドルが予定されています。
  • 2013年度の設備投資額は約5億ドルが予定されています。
  • 2013年第4四半期の売上高は2,860百万ドルから3,100百万ドルの範囲を見込んでいます。


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