TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

TIの「DLP LightCrafter 4500」開発キット 新たな組込みプロセッサの活用でリアルタイム・インライン・マシン・ビジョンなどの開発を可能に

定評あるPandaBoardプラットフォームとの組み合わせにより汎用性を強化

2013年10月17日

SCJ-13-094                                                                                            
2013年10月17日

日本テキサス・インスルメンツは、今年初めにリリースしたDLP LightCrafter™ 4500評価モジュールに、新たにPandaBoardとの互換機能を追加したと発表しました。新しいPandaBoard 4500との組み合わせにより、ユーザーはDLP LightCrafter 4500で専用のノートPCやデスクトップPCを不要にする組込みプラットフォームの利用が可能になります。この組み合わせにより、インライン・マシン・ビジョン・システム、携帯型高精度3Dスキャナ、フィールド用分光計などの多数のアプリケーションに対応する全機能内蔵の高精度モバイル・ツールの開発が可能になります。

DLPエンベデッド・ビジネス部門ビジネス・マネージャのマリキータ・ゴードン(Mariquita Gordon)は「DLP LightCrafter 4500は、それ自体で、既存および新規アプリケーションで光をコントロールするための強力なツールです」と述べ、さらに「今回、DLP LightCrafter 4500と定評のあるPandaBoardとのシームレスな組み合わせが実現したことにより、デベロッパはアイディアを試作機や実機に反映できることから、DLP技術関連の問題解決の可能性が高まります」と語りました。

今後、多くのソリューションがPCや組込みプロセッサを活用することになります。ハンドヘルド機器を含め、携帯性の高いソリューションについてはPandaBoard 4500を組み合わせることにより、ユーザーはDLP LightCrafter 4500 を通じて、より大型で、より複雑なアプリケーションのための評価が可能になります。同時に、組込み1GHzデュアルコア・プロセッサが、パターンのローディング速度とストリーミング・レートを改善します。さらにPandaBoardの1GBオンボードRAMとSDカード・スロットは、イーサネット、Bluetooth、Wi-Fi、USB 2.0、 HDMI出力、カメラ入力コネクタなどの接続用オプションを搭載しています。また、既存のPandaBoardユーザーの世界的なネットワークにより、より高次元のサポートを利用できるようになっており、デベロッパはAndroid、Ubuntu、LinuxなどのOSの利用も可能です。これにより、DLP LightCrafter 4500を活用し、さまざまなソリューションを迅速に開発できるようになります。

中国に本社を置くDLPデザイン・ハウス、WinTech Digitalのチャーリー・ヤン氏(Charley Yang)は「当社では、DLP LightCrafter 4500をカスタム化し、デベロッパがそれを3D計測や3Dプリンタの開発に活用する道を開いており、大きな成果を収めています」と語りました。

PandaBoard 4500は、SVTronics から、単価(参考価格)210ドルで購入できます。DLP LightCrafter 4500の単価(参考価格)は1,299ドルで、その詳細とご購入に関しては、こちら(英語)をご覧ください。PandaBoardの詳細については、PandaBoard.org(英語)の公式コミュニティ・ページをご覧ください。

 

###

RSS配信について

日本TIでは、製品・技術に関するニュースリリースをRSS配信しています。以下のページにある「RSS配信」のコーナーで「日本TIニュースリリース」をクリックしてください。

http://focus.tij.co.jp/jp/general/docs/rss.tsp

 

DLP®テクノロジーについて

1996年以来、テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジーは、インテリジェントなディスプレイ技術を含め、世界をリードする、さまざまなディスプレイ機器に採用されており、広範な用途で色彩、コントラスト、明瞭度、輝度の面で優れた特性を持つ高解像度画像を提供してきました。DLPのインテリジェントなディスプレイ機能は、車載、医療、双方向プロジェクションなどの広範なアプリケーションで、ユーザーに対しコンテンツの双方向利用を可能にしています。DLPテクノロジー採用のアプリケーションは、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)や、大規模ホール、会議室、教室、ホームシアターなどの施設で使われる大型ディスプレイ機器から、手のひらに乗るサイズから画像の表示を可能にするDLP Pico®搭載のモバイル機器にまで広がっています。すべてのDLPチップには、超高速でスイッチングを行う最大800万個の極小ミラーが敷き詰められています。この高速スイッチング・スピードの利点により、DLPは今までにない新たなアプリケーションを実現します。

DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ(http://www.dlp.com/jp )およびツイッター(www.Twitter.com/TI_DLP )でも発信しています。

 

*DLP、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です。

*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。