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日本TI、ZigBee RF4CEおよびBluetooth Smart向けに音声認識対応リモコン・ソリューションを発表

NuanceのDragon TVによって強化された、新しいリモコン・ソリューションが、低コストの音声認識対応リモコンを提供

2013年10月03日

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2013年10月3日

日本テキサス・インスツルメンツは、より多くのリモコン製品および消費者向けに、音声認識対応のZigBee® RF4CE 、およびBluetooth® Smart 向けのリモコン開発キット製品を発表しました。TIでは、ボイスおよびランゲージ・ソリューション分野をリードするプロバイダであるNuance Communications社と協働して、限られたストリーム帯域で高品質の音声認識を提供する同社のDragon TVによって強化された、新しいリモコン・ソリューションを実現しました。これまでにない制御方法をエンドユーザーに提供する音声認識対応リモコンによって、テレビ、Blu-ray機器およびセット・トップ・ボックス等の製品は、より進歩したサービスを提供できます。高性能、かつ低消費電力のTIのリモコン・ソリューションは、音声による制御、ハンドフリー検索およびナビゲーション、ならびにユーザー識別などのカスタマイズされたユーザー・インターフェイスを実現、進歩した消費者向けアプリケーションを提供します。TIのRF4CEおよびBluetooth Smart 向けリモコン・ソリューションは、さらに、現行の音声認識対応リモコン・テクノロジーと比較して、より低いコストと高い柔軟性を提供することから、組込みリモコンのほか、インターネットおよびクラウド対応のリモコンを実現します。

 

Nuance Communications社 取締役副社長兼モバイル事業部長のマイケル・トンプソン氏(Michael Thompson)は次のように述べています。「従来のリモコンおよびプログラム・ガイドではナビゲーションが困難でした。音声リモコンは、新しい意味での簡素化と、コンテンツ、表示および機能への素早いアクセスを提供することで、テレビのリモコン使用体験を変容させています。Nuanceの Dragon TVによって強化されたTIのRF4CEおよびBluetooth Smart向けの各リモコン・ソリューションは、生活にテレビをより密着させ、より魅力ある、人を引きつける視聴体験を提供します」

 

TIの音声認識対応リモコン・ソリューションは、ZigBee RF4CE 向けの『CC2533』、およびBluetooth ローエネルギー向けの 『CC2541』 の各ワンチップSoCで構成され、外付け弊社コーデック製品を加えるだけで動作します。音声圧縮のためのDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)は不要であり、メーカー各社にコストの削減を提供します。この音声認識対応リモコン製品は、TIがロイヤリティ・フリーで提供するRemoTI™ RF4CE スタックBLE-Stack™ ソフトウェアを使用します。TIでは、メーカー各社向けに、簡単なボタン・リモコンからポインティング・テクノロジー搭載の進歩したリモコン、ならびに最新の音声認識対応リモコンまで、コンプリートなRF4CEおよびBluetooth Smart向けリモコン製品を供給します。

 

供給について

現在、TIの音声認識対応リモコン・キット製品は、特定の顧客各社向けに供給中です。

 

RF4CE 向け音声認識対応リモコン・キットおよびソフトウェアは、供給中です。Bluetooth Smart向け音声認識対応リモコン・キットは、2013年第4四半期に供給の予定です。

 

TIの RFリモコン・キットの詳細に関しては、次からも参照できます。

 

※RemoTIおよびBLE-stackはTexas Instruments Incorporatedの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。