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ニュースリリース

TI、超小型モバイル、ウェアラブル・デバイスに最適なDLP Picoチップセットを発表

新アーキテクチャにより、輝度と解像度を大幅に向上

2013年09月09日

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2013年9月9日

テキサス・インスツルメンツはIFA 2013で、次世代スマートフォン、タブレット、デジタルカメラのほか、ニア・アイ・ディスプレイなどのウェアラブル・デバイス向けに、光/電力効率向上により高輝度と高解像度を実現したDLP® Pico™ チップセットの最新製品『0.2” TRP』を発表しました。

 

DLP Picoファミリの最新製品『0.2” TRP』チップセットは、「2013 International CES」で発表されたTilt & Roll Pixel(TRP)アーキテクチャと同時に、今年初めに開催されたMobile World Congressでデモが行われた、アダプティブ型IntelliBrightTMアルゴリズムを初めて採用しています。

 

『0.2” TRP』チップセットは、消費電力の最大50パーセント低減を実現しながら、フレーム間で最大100パーセントの輝度向上を可能にし、さらに、先行製品に比べ解像度を倍増することができます。この結果、DLP Picoファミリにより、極めて高い現実感を持つ高輝度、高精細画像の提供が可能になり、人々が日常生活での経験を、いつでも、どこでも共有する道が新たに拓かれます。

 

DLP Picoビジネス・ユニットのマネージャー、フランク・モイジオ(Frank Moizio)は「お客様の創造力と情熱のおかげで、『0.2” TRP』チップセットは、モバイル機器による大画面プロジェクションの普及に向けた、新たなベンチマークとなると確信しています」と述べ、さらに「お客様の先駆的な製品により、最も魅力的でユニークなディスプレイ製品の創造への道が拓け、ユーザーにとってモバイル機器の価値が新たな次元へ高まるものと期待しています」と語りました。

 

DLP Picoは、従来のモバイル・エレクトロニクス製品の枠を超え、急成長を遂げているウェアラブル市場などの新しい成長市場の技術として、新たな用途を次々に開拓しています。多くのウェアラブル・デバイスと同様に、ニア・アイ・ディスプレイ製品の場合も、スタイルと性能の微妙な最適バランスが要求されるなど、設計の際に独特の技術的課題の克服が必要になりますが、Vuzix Corporationの社長兼CEOであるポール・トラバーズ氏(Paul Travers)は「この分野でDLP Picoは抜きんでた地位を確保しています」と述べています。

 

さらに同氏は「当社のシースルー・ニア・アイ・ディスプレイ製品の低消費電力と高輝度に対する極めて厳しい要件に完全に対応しているのが、新しいDLP Picoチップセットです」と述べ、「比類のない省電力特性と高コントラストを同時に実現していることから、他の技術を採用した場合に比べ、電池使用時間の延長と、画像の輝度と鮮明度の向上を実現した製品をお客様に提供できるようになりました」と語りました。

 

ワールドクラスのブランド製品を提供する企業やメーカーは、すでに、新しいDLP Picoチップセットを採用した製品開発に積極的に取り組んでいます。『0.2” TRP』チップセットの詳細については、http://www.dlp.com/2trp-pico-chip-press/jp(英語)をご覧ください。

 

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