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日本TI、アナログ回路設計を簡単にする 高精度アナログ回路設計データ・ ライブラリを発表

2013年07月24日

SCJ-13-069

2013年7月24日

日本テキサス・インスツルメンツは、包括的な基板レベルの高精度アナログ回路設計データを提供し、システム性能の迅速な評価とカスタマイズをサポートする、高精度アナログ回路設計データ・ライブラリ（TI Precision Designs）を発表しました。このライブラリにより、エンジニアはアナログに関する知識を増やすこともできます。TIが新たに提供を開始したPrecision Designsライブラリは、Reference（リファレンス）、Verified（検証済み）、CerTIfied（認証済み）の三つのカテゴリで構成されており、設計手法と設計結果のほか、システム性能の迅速な評価とカスタマイズに必要な設計ファイルとシミュレーション・ファイルを提供し、製品開発期間の短縮を可能にします。詳細に関してはhttp://www.tij.co.jp/precisiondesigns-pr-jp をご覧下さい。

TIの高精度アナログ回路設計データ・ライブラリの構成は以下の通りです。

  • Reference Design（リファレンス・デザイン）: 動作原理、シミュレーション、計算、設計手法を含む、包括的なリファレンス・デザインを提供
  • Verified Design（検証済み設計）: リファレンス・デザインを実際に組み立てた際に得られた詳細な性能データに基づき、設計コンセプトの具体化と実回路設計に必要なベンチテスト結果のデータ、ガーバー・ファイル、回路図などを提供
  • CerTIfied Design（認証済み設計）: 検証済み設計の詳細な性能データに基づき、EMC、ESD、EMIRRなどの実際の環境試験向けのデータを提供

TIのプレシジョン・アナログ担当マネージャのエイミー・ワーナー（Amy Warner）は「お客様は自社プロジェクトの遂行にあたり、専門知識とスピードを必要としています。TIの高精度アナログ回路設計データ・ライブラリは、設計手法、ツール、実証済みの設計結果を総合的に提供します。このライブラリのニーズに対応したカスタマイズを迅速に実行できます」と述べ、さらに「TIの提供する包括的な高精度アナログ・シミュレーション・モデルにより、シミュレーションと試験結果の比較作業の信頼性を向上し、エンジニアは自信を持って、コンセプトを具体的な形にし、実回路設計を行えるようになります」と語りました。

TIの高精度アナログ回路設計データ・ライブラリ、さらに、基板レベルとシステム・レベルの設計の際に、設計タイプ、アナログ製品タイプ、最終製品、アプリケーション機能のカテゴリ別に、高精度アナログ回路設計データの検索を可能にします。

  • 設計タイプ: リファレンス・デザイン、検証済み設計、認証済み設計
  • アナログ製品タイプ: アンプ、A/Dコンバータ、D/Aコンバータなど
  • 最終製品: 機能ブロック、ECG（心電計）など多数
  • アプリケーション機能: 電流源、データ・アクイジション、熱電対、温度検出、PWM（パルス幅変調）ジェネレータなど

供給
現在、下記を含む約20の高精度アナログ回路設計データ（TI Precision Designs ）をダウンロードできます。

このライブラリには、今後、新しいデザインが追加される予定です。

TIの高精度アナログ回路設計データ・ライブラリ、データ・コンバータ 、アンプ に関する情報は、こちらからも参照できます。

受賞実績を持つTIのオンライン・アナログ設計支援ツールとサポート
使いやすい設計支援ツールと設計リソースは、製品の開発と製品開発期間の短縮に重要な役割を果たし、市場での競争力強化に貢献します。TIの WEBENCH® Design Center は、オンラインでの利用とダウンロードが可能なツールで構成されており、アナログ回路設計の迅速化と設計結果のカスタマイズを実現します。PowerLab™ は、多様なアプリケーション向けに1,000を超える電源リファレンス・デザインのライブラリを提供します。高精度アナログ回路設計データ・ライブラリ は、実際の動作環境で実現する包括的なシミュレーション・ファイルを提供します。

※WEBENCHはTexas Instruments の登録商標です。PowerLabはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。