CORPPR-13-006
2013年7月23日(米国時間2013年7月22日)抄訳
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長 兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は22日、2013年第2四半期の業績を発表しました。主な内容は次の通りです。
TIの2013年第2四半期売上高は3,047百万ドルで、前期比6パーセント増となりました。従来のワイヤレス部門を除くと、8パーセントの増加でした。前年同期(2012年第2四半期)比では9パーセント減少しました。産業機器市場および車載市場でのビジネスが、前期比売上増の重要な要因となっています。さらに、受注残が増加し、今年後半の見通しは明るいものとなっています。
営業利益は906百万ドルで、前年同期比で52パーセントの増加となりました。税引後純利益は660百万ドルで、前年同期比で48パーセント増となりました。
アナログおよび組込みプロセッシングの第2四半期の売上に占める割合は78パーセントとなり、前年同期より6ポイント増加しました。従来のワイヤレス製品の売上に占める割合は5パーセント以下に減少し、第3四半期には2パーセント以下になると予測されます。シリコン・バレー・アナログ事業部(旧ナショナル・セミコンダクター社)は、アナログの成長を牽引し、当初計画より1年先行してシェアを獲得しつつあります。
業績要約
|
2013年第2四半期
|
2012年第2四半期
|
売上高または営業収入
|
3,047百万ドル
|
3,335百万ドル
|
営業利益
|
906百万ドル
|
598百万ドル
|
税引後純利益
|
660百万ドル
|
446百万ドル
|
1株当り利益
|
0.58ドル
|
0.38ドル
|
|
部門別売上
|
2013年
第2四半期
|
2013年
第1四半期
|
2012年
第2四半期
|
アナログ
|
1,745百万ドル
|
1,648百万ドル
|
1,800百万ドル
|
組込みプロセッシング
|
618百万ドル
|
561百万ドル
|
580百万ドル
|
その他
|
684百万ドル
|
676百万ドル
|
955百万ドル
|
|
アナログ:(特定用途向けアナログ/ロジック製品、電源IC製品、汎用向け高性能アナログ製品、シリコン・バレー・アナログ事業部製品を含む)
- 2013年第2四半期のアナログ製品の売上高は、主に電源IC製品の売上減により、前年度比で、減少となりました。汎用向け高性能アナログ製品の売上も減少しましたが、シリコン・バレー・アナログ事業部、特定用途向けアナログ/ロジック製品の売上は、ほぼ横ばいとなりました。
- 前期比の売上は、シリコン・バレー・アナログ事業部、特定用途向けアナログ/ロジック製品および汎用向け高性能アナログ製品の売上増により、増加となりました。電源IC製品の売上は、ほぼ同等でした。
- 前年同期比の営業利益は、主に売上の減少とそれに伴う粗利益減により減少となりました。前期比では、粗利益増により、増加となりました。
組込みプロセッシング:(プロセッサ、マイコン製品、コネクティビティ製品を含む)
- 2013年第2四半期の組込みプロセッシング製品の売上高は、主にマイコン製品の売上増により、前年同期比で増加しました。コネクティビティ製品の売上も増加しましたが、プロセッサの売上はほぼ同等でした。
- 前期比の売上は、主にプロセッサの売上増により増加となりました。マイコン製品およびコネクティビティ製品の売上も増加しました。
- 営業利益は、粗利益増により、前年同期比、前期比ともに増加となりました。
その他:(DLP®製品、カスタムASIC製品、グラフ電卓、ロイヤルティ、従来のワイヤレス製品を含む)
- 2013年第2四半期のその他製品の売上高は、主に従来のワイヤレス製品の売上減により、前年同期比で、減少となりました。カスタムASIC製品、DLP®製品およびグラフ電卓の売上も減少しましたが、ロイヤルティの売上は増加しました。
- 前期の売上は、ほぼ横ばいとなりました。グラフ電卓およびDLP®製品の売上は増加しました。カスタムASIC製品の売上はほぼ同等で、従来のワイヤレス製品およびロイヤルティの売上は減少となりました。
- 2013年度の研究開発費は約15億ドルが予定されています。
- 2013年度の設備投資額は約5億ドルが予定されています。
- 2013年第3四半期の売上高は3,090百万ドルから3,350百万ドルの範囲を見込んでいます。
英文のニュース・リリース(全文)については、TIのインターネットのホームページ(http://www.ti.com)(http://newscenter.ti.com) (http://www.ti.com/ir)からご覧いただけます。