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日本TI、業界最高の設計自由度を実現した フォルト保護内蔵の全機能集積型IO-LINK PHYを発表

新しい物理層デバイス、過酷な環境で使われる産業機器向けに 業界最高の動作温度で高出力電流を提供

2013年07月17日

SCJ-13-070

2013年 7月17日

日本テキサス・インスツルメンツは、全機能集積型のIO-LINK PHY物理層デバイスの新ファミリを発表しました。新製品の『SN65HVD101』と『SN65HVD102』はディスクリート型製品を代替し、高いレベルの設計自由度を提供します。また、新ファミリは競合製品と比較して、出力電流と動作温度が高く設定されており、IO-LINK準拠の圧力/レベル/温度/流量センサ、アクチュエータ駆動、バルブなど、過酷な動作環境で使われる産業機器のポイント・ツー・ポイント通信に最適です。製品の詳細とサンプルのご注文に関しては、http://www.tij.co.jp/sn65hvd101-pr-jp をご覧ください。

SN65HVD101』と『SN65HVD102』の主な特長

  • 高集積により基板面積を低減: 周辺回路に最大20mAを供給できる電圧レギュレータを集積しており、ディスクリート製品と比較し基板面積を50パーセント削減。また、既存の3.3Vまたは5V動作のコントローラへの適合も可能
  • 誤配線や短絡を防止: 最大40Vの定常状態保護機能の集積により、設置時の誤配線やケーブルの故障による被害を防止。また、最大50Vの過渡電圧保護機能は、接地現場での電源サージによる故障を防止し、外付け保護デバイスを不要に
  • 業界最高の動作温度: -40℃~+105℃の温度範囲で動作し、過酷な動作環境下で使われる産業機器で要求される堅牢性を備えた業界唯一のIO-LINK PHYデバイス
  • 業界で最も広い出力電流範囲: 出力電流は競合製品の300mA以下に対して最大480mAで、広範なセンサや小型アクチュエータとの相互動作が可能。1個の外付け抵抗で出力電流の設定が可能で、自己制限機能により低消費電力機器の安全動作を確保

IO-LINKを使うソリューションでは、IO-LINK標準規格に規定されるスレーブ・デバイスの構成にマイコン( MCU)が必要です。TIの『MSP430™』超低消費電力マイコンは、ポイント・ツー・ポイント通信と低消費電力動作に最適です。『MSP430』は、最大512KBのフラッシュ・メモリと複数のA/Dコンバータを集積していることから、さまざまなタイプのセンサからのデータの高速処理が可能です。

ツールとサポート

各種パラメータの評価と基板レイアウトの際の参考としても使える『SN65HVD101EVM』 評価モジュールは、単価(参考価格)79ドルで供給中です。

供給、パッケージ、価格

『SN65HVD101』と『SN65HVD102』は、4 x 3.5mmの20ピンVQFNパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価は(参考価格)2.23ドルからです。

SN65HVD101』、『SN65HVD102』の特性表

項目

SN65HVD101

SN65HVD102

ピン/パッケージ

20VQFN

20VQFN

動作温度範囲

-40 ℃ ~ +105℃

-40 ℃ ~ +105℃

1,000個受注時の単価(参考価格)

2.50ドルより

2.23ドルより

 

TIの ライン回路・インターフェイス 製品ラインナップの詳細は、こちらからも参照できます。

TIの産業機器向けアナログ製品

産業機器向け半導体で業界をリードするTIは、スマート・グリッド、ファクトリ・オートメーション(FA)、高電圧電源、LED照明、制御など、広範な用途向けに多様ですぐに利用可能なアナログIC製品ポートフォリオを提供しています。TIのデータ・コンバータ、アンプ、インターフェイス、アイソレーション、クロック、電源IC製品は、お客様の製品の差異化を可能にし、さらに、TIのソフトウェア、設計支援ツール、リファレンス・デザインは、設計サイクルの簡素化と迅速化を実現します。TIのアナログ製品は、産業機器の安全性、効率、信頼性を向上します。その詳細については、http://www.tij.co.jp/industrial をご覧ください。

※MSP430はTexas Instrumentsの商標です。その他、すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。