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日本TI、Sub-1GHzワイヤレス・コネクティビティに業界最高の通信範囲および共存性を提供するローパワーRFトランシーバを発表

狭帯域および広帯域の両システムをサポートし、スマート・グリッド、ビル/ホーム・オートメーション、セキュリティ、および各種のIEEE802.15gアプリケーション向けに、最大1Mbpsのデータレートを提供

2013年07月10日

SCJ-13-066                                                                                              
2013年7月10日

日本テキサス・インスツルメンツは、TIのRFパフォーマンス・ライン製品ファミリーを拡張する新製品として、SimpleLinkTM Sub-1 GHz 『CC1200』 トランシーバを発表しました。『CC1200』は、スマート・グリッド、ビル/ホーム・オートメーションおよびセキュリティ・システムをはじめとした各種アプリケーションで使用される、AMI(高度計量インフラストラクチャ)および、HAN(ホーム・エリア・ネットワーク)向けに、業界をリードする通信距離、共存性および、最大1Mbpsのデータレートを提供します。『CC1200』はスニフ・モードおよび短いセトリング・タイムを備え、ローパワー動作を提供することから、数年に渡る電池駆動を提供します。『CC1200』は、AESセキュリティ、IEEE 802.15.4g のパケットハンドリング/すべてのFSKモード、ならびにwM-Bus(ワイヤレスM-Bus)のすべてのモードを柔軟にサポートできます。『CC1200』および、対応の『CC1200DK』 開発キットならびに『CC1200EMK』評価モジュールの詳細に関してはhttp://www.tij.co.jp/lprf-cc1200-pr-lp2-jpから参照できます。

 

『CC1200』は、TIの 『CC1120』 RF トランシーバと互換性を提供することから、メーカー各社は、より高いデータレート、AESセキュリティおよび802.15.4gをサポートする新しい設計に、SimpleLink Sub-1 GHz『CC1200』を簡単に実装できます。さらに、『CC1200』は、次のようなTIの各製品と共に動作して、システムをさらに強化します。

 

  • 『CC1190』 パワーアンプ・フロント・エンド: 868/915/920MHzの各周波数帯で 最大出力+27 dBmの動作を提供(詳細は アプリケーションノート (英語)を参照)
  • 『TPS62730』 DC/DC コンバータ: 最大30%低い消費電流を提供(詳細はアプリケーションノート(英語)を参照)
  • 『MSP430F5438A』  マイコン: 数個の外付けの受動部品のみで『CC1200』を『MSP430™』 超低消費電力マイコンと共に動作させることが可能
  • 『CC2538』: この製品と『CC1200』の組み合わせによって、2.4 GHz帯およびSub-1 GHz帯の2バンドでZigBee® および6LoWPANソリューションを提供

SimpleLink Sub-1 GHzCC1200』の主な特長と利点

特長

利点

高性能

  • 最大1Mbpsのワイヤレス・データレート
  • 169 / 433 / 868 / 915 / 920 MHzの ISM/SRD 周波数帯をサポート
  • (137-160、 205-240 および274-320 MHzの各周波数帯も使用可能)
  • 大規模なセンサ・ネットワーク向けに高い実効データ伝送レートを提供
  • 今後制定されるSub-1 GHz周波数帯向け標準規格をハードウェアでサポート

クラス最高の通信距離および共存性

  • +16 dBm の出力電力
  • 内蔵のコーディング利得を含めて、-127 dBm  の感度を提供
  • 60 dBの選択度および90 dBのブロッキング
    特性
  • 最大143 dBのリンクバジェットで遠距離の通信を実現
  • クラス最高の共存性で、高ノイズのRF環境に対応

業界をリードする低消費電力特性

  • タイマ動作時に、0.3 µAのパワーダウン時消費電流および0.5 µAのスリープ時消費電流を提供、2 mA のRXスニフ・モード時消費電流
  • 高速のパワー・モード遷移
  • クラス最高のRF性能を維持しながら、システムの消費電力を削減

低価格の設計

  • 少ない外付け部品によるコンパクトなリファレンス・デザイン、および小型で高効率の
    プリント・アンテナ
  • 高価なSAWフィルタやIFフィルタが不要
  • 外付け部品点数およびコストを削減

 

供給および価格について

現在、『CC1200』はTIおよび販売特約店から、5mm角の32ピン QFNパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は2.20ドルです。この製品はTIの 無償サンプル・プログラムの対象です。 『CC1200DK』 開発キットおよび『CC1200EMK』 (420-470 MHz または 868-930 MHz)の各評価モジュールは、TI eStoreおよびTIの販売特約店から、それぞれ単価(参考価格)299ドルおよび99ドルで供給中です。

 

CC1200の特性表

項目

CC1200

周波数範囲

164 MHz~190 MHz、410MHz~475 MHz、

820 MHz~950 MHz

デバイスタイプ

トランシーバ

データレート (max)

1,000 kbps

電源電圧範囲

2.0 V ~ 3.6 V

受信時消費電流 (min)

19 mA

スタンバイ時電流

0.3 μA

変調方式

2-FSK、2-GFSK、4-FSK、4-GFSK、MSK、OOK

最高感度

-123 dBm

隣接チャネル選択度

60 dB

ブロッキング (±10 MHz)

85 dB

送信出力電力 (max)

+16 dBm

プログラマブル出力電力範囲

-40 dBm ~ +16 dBm

動作温度範囲

-40 ℃~+85 ℃

ピン/パッケージ

32QFN

1,000個受注時の単価(参考価格)

2.20ドルより

 

TI RFパフォーマンス・ライン製品の詳細に関しては、こちらからも参照できます。

 

※ SimpleLink、MSP430はTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。