TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

日本TI、迅速なモーター回転設定を可能にする センサレス・ブラシレスDCモーター・ドライバを発表

ワンチップ・ソリューションにより基板面積を低減 電池動作時間を延長し、外付け保護部品を不要に

2013年05月23日

SCJ-13-049

2013年5月23日

日本テキサス・インスツルメンツは、高効率、低ノイズで、外付け部品点数をわずかコンデンサ1個に低減する新デバイスを発表し、センサレスBLDC(ブラシレスDC)モーター・ドライバの製品ラインナップをさらに拡充したと発表しました。新製品の『DRV10963』は、5V、3相センサレスBLDCモーター・ドライバで、基板レイアウトの簡素化と、基板面積の80%縮小を実現し、より小型でスマート、かつ革新的な設計を可能にします。整流ロジック回路も集積しており、コード開発なしで迅速なモーター回転設定を可能にします。さらに、180度サイン波出力制御により、高効率な静音モーター駆動を実現します。製品の詳細とサンプルのご注文はhttp://www.tij.co.jp/drv10963-pr-jp をご覧ください。

『DRV10963』 の主な特長

  • 電池動作時間を延長動作電圧が2.1V~5.5V、RDSON が1.5Ω未満と低いほか、スリープ時電流も極めて低く抑えられており、ファン製品や、シェーバー、電動歯ブラシなどの携帯型電池駆動パーソナル・ヘルスケア/美容機器の電池動作時間を、競合製品と比べ最大25%延長。また、静止電流は競合製品の30μAに対し15μAと最小で、電池動作時間をさらに延長
  • 製品開発期間を短縮: 整流ロジック回路の集積により、コード開発を不要に。さらに、先進保護機能の内蔵により、設計の簡素化とシステムの信頼性向上を実現。これにより、製品開発期間を数ヵ月単位から数分レベルまで短縮
  • 基板面積の縮小と使いやすさを実現: ワンチップ・ソリューションの採用により、ディスクリート・ソリューションと比較し、基板面積を80%縮小。さらに、パワーMOSFETの集積により、レイアウトを簡素化
  • 高効率、静音駆動を可能に: 180度サイン波出力制御により、高効率、低ノイズ動作を可能に

ツールとサポート

センサレス3相BLDCモーター駆動向けに『DRV10963EVM』 評価モジュールを供給中です。評価モジュールには、PWM(パルス幅変調)信号を供給する『TLC555』低消費電力タイマと、モーター速度調整のためのポテンショメータが搭載されています。

パッケージ、供給、価格

『DRV10963』は、露出放熱パッドにより放熱特性を向上させた3mm角の10ピンUSONパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は0.49ドルです。

TIの モーター制御ソリューション の詳細は、こちらよりご参照ください。

TIのモーター・ソリューション

TIは、モーターの駆動/制御 の分野での長い技術開発の歴史、アナログとマイコンの広範な製品ポートフォリオ、包括的なツール、ソフトウェア、サポート体制を活かし、高い電力効率、信頼性、コスト効率を特長とするモーター・ソリューションを提供しています。こうしたTIの包括的なソリューションにより、お客様は、ACインダクション・モーター(ACIM)、ブラシ付きDCモーター、ブラシレスDCモーター(BLDC)、永久磁石同期モーター(PMSM)、ステッピング・モーターなど、あらゆる種類のモーターに関し、迅速な回転制御設定が可能になります。

TIのコンシューマ・エレクトロニクス向けアナログ製品

TIの広範な電源ICとアナログ・シグナル・チェーン製品は、高性能、低消費電力、高集積を特長としており、革新的で個性的なコンシューマ・エレクトロニクス製品の設計を可能にします。TIは、ジェスチャ認識、触覚フィードバック、エナジー・ハーベスティング、ワイヤレ ス・パワー、オーディオ、ヘルスケア技術などの分野で、未来の技術を創造しています。TIのアナログ製品の詳細については、http://www.tij.co.jp/consumer-pr-jp をご覧ください。

※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。