2013年05月16日
SCJ-13-045
2013年5月16日
日本テキサス・インスツルメンツは、TIの『C2000™』リアルタイム・マイコンを使用した民生向けの機能安全アプリケーションの設計の簡素化および迅速化に役立つ、認証取得済のSafeTI™ ソフトウェア・パッケージ群を発表しました。これらのSafeTIソフトウェア・パッケージ製品は、家電製品、アーク検出、パワー・コンバータ、電動ツール、電動自転車、その他の幅広い製品を対象とした、IEC60730-1:2010 Class BおよびUL 1998: 2008 Class 1の各標準規格に準拠しています。SafeTIソフトウェア・パッケージ製品は、一部のTI『C2000』マイコンで適用、および各種アプリケーションへの組込みが可能で、機能安全規格に準拠した各種の民生向けデバイスの認証取得の簡素化に役立ちます。またIEC60730ソフトウェア・ライブラリ群は、IEC 60335-1:2010標準規格に準拠した各種アプリケーションの開発に役立ちます。
一部のTI『C2000』マイコン製品上で、すぐに実行可能な簡単なアプリケーション例、 ULによる認証取得済 のソフトウェア・ライブラリ群、それにセーフティ・マニュアルおよびユーザー・ガイドが、SafeTI ソフトウェア・フォルダからダウンロードできます。これらの組込みソフトウェア・ライブラリによって、IEC60730およびUL 1998に規定された様々なシステム・テストの実施が可能です。これらの内容については、対応するセーフティ・マニュアルに説明があります。このソフトウェア・ライブラリで構築された各プロジェクトは、POST(パワー・オン・セルフ・テスト)、PST(周期的なセルフテスト)のレポートをUARTペリフェラル接続経由して実行ができます。ユーザーズ・ガイドは、これらのテストを用いて、機能安全を要する民生用アプリケーションの設計に統合する手法を提供します。『C2000』マイコン製品は、特長とするハードウェア構成要素として、CPUまたはソフトウェア・アプリケーションへの影響なしで、サイクルごとのデータ・バスの検査が可能な、40ビットのCRC(巡回冗長検査)を実行するPSA(パラレル・シグネチャ・アナリシス)を内蔵しています。
TI『C2000』マイコン製品向けのSafeTIソフトウェア・パッケージ製品の特長と利点
ツール群、価格および供給について
現在、UL 1998およびIEC 60730の各標準規格に準拠したTI 『C2000』マイコン向けのSafeTI 機能安全ソフトウェア・パッケージ製品は、使用料およびロイヤリティがかからない無償供給を行っています。同ソフトウェア・パッケージが適用される『C2000』マイコン製品 の10,000個受注時の単価(参考価格)は1.91ドルから設定されています。迅速な設計評価に役立つcontorolCARDベースの実験用キット、ならびに特定アプリケーション向け開発キットの単価(参考価格)は99ドルから設定されています。
SafeTIデザイン・パッケージおよびTIマイコン製品の詳細に関しては次のリンクからも参照できます。
TIのマイコンおよびソフトウェアの幅広いポートフォリオ
TIは、『MSP430™』超低消費電力マイコン、『C2000』リアルタイム・コントロール・マイコン、Tiva™ ARMマイコンならびに、Hercules™セーフティARMマイコンまで、低消費電力、リアルタイム・コントロール、セーフティおよびコネクティビティを提供し、業界をリードする、最も幅広いマイコン製品ポートフォリオによって、マイコン製品を20年以上に渡って革新し続けています。設計各社は、TIのツール群、ソフトウェア、ワイヤレス・コネクティビティ・ソリューション、強力なサードパーティ製品および技術サポートを活用することで、製品の市場投入時間を短縮できます。
※C2000、SafeTI 、MSP430、Tiva、およびHercules はTexas Instruments Incorporatedの商標です。その
すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。