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ニュースリリース

テキサス・インスツルメンツ・インコーポレイテッド 2013年第1四半期決算概要

2013年04月23日

CORPPR-13-003

2013年4月23日(米国時間2013年4月22日)抄訳

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長 兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は22日、2013年第1四半期の業績を発表しました。主な内容は次の通りです。

TIの2013年第1四半期売上高は2,885百万ドルで、前年同期(2012年第1四半期)比で8パーセントの減少となりました。営業利益は395百万ドルで、前年同期比で1パーセント減でしたが、税引後純利益は362百万ドルで、前年同期比で37パーセント増加しました。

売上および利益は予測していた範囲の上限となりました。顧客は依然として在庫を最小限に維持するともに、発注は必要最小限にとどめています。TIは、生産リードタイムの短縮、適切な在庫管理、充分な生産能力により、需要の変化に迅速に対応すべく態勢を整えています。

事業の中核であるアナログおよび組込みプロセッシングの第1四半期の売上に占める割合は77パーセントとなり、前年同期より5ポイント増加しました。

業績要約

 

2013年第1四半期

2012年第1四半期

売上高または営業収入

2,885百万ドル

3,121百万ドル

営業利益

395百万ドル

397百万ドル

税引後純利益

362百万ドル

265百万ドル

1株当り利益

0.32ドル

0.22ドル

税引後純利益は、2013年1月に立法化された連邦R&D税額控除の遡及的適用に関連する65百万ドルの税制優遇を含む。

部門別業績

TIは、2013年度第1四半期から、重点的戦略および新組織に合わせた決算報告に移行しました。すでにスマートフォンおよびコンシューマ向けタブレット製品用のワイヤレス製品の縮小を発表したとおり、ワイヤレス製品分野は廃止され、従来のワイヤレス製品は、「その他製品」の決算報告に組み入れられています。TIの戦略製品である組込みアプリケーションに対応するワイヤレス製品は、「組込みプロセッシング」に入っています。また、車載用アプリケーションに使用されるRFID製品等は、「その他製品」から「組込みプロセッシング」に移動しました。新たな部門構成に関するこれまでの情報についてはhttp://www.ti.com/ir をご参照ください。

 

2013年
第1四半期

2012年
第4四半期

2012年
第1四半期

アナログ

1,648百万ドル

1,669百万ドル

1,686百万ドル

組込みプロセッシング

561百万ドル

546百万ドル

540百万ドル

その他

676百万ドル

764百万ドル

895百万ドル

アナログ:(特定用途向けアナログ/ロジック製品、電源IC製品、汎用向け高性能アナログ製品、シリコン・バレー・アナログ事業部製品を含む)

  • 2013年第1四半期のアナログ製品の売上高は、シリコン・バレー・アナログ事業部の売上減により、前年同期比で減少となりました。特定用途向けアナログ/ロジック製品、汎用向け高性能アナログ製品の売上も減少となりましたが、電源IC製品の売上は増加しました。
  • 前期比の売上は、特定用途向けアナログ/ロジック製品ならびに電源IC製品の売上減が、シリコン・バレー・アナログ事業部および汎用向け高性能アナログ製品の売上増によって相殺され、ほぼ横ばいとなりました。
  • 前年同期比の営業利益は、主に売上の減少とそれに伴う粗利益減により減少となりました。前期比でも、主に経費の増加により減少となりました。

組込みプロセッシング(プロセッサ、マイコン製品、コネクティビティ製品を含む)

  • 2013年第1四半期の組込みプロセッシング製品の売上高は、主にマイコン製品の売上増により、前年同期比で増加しました。コネクティビティ製品の売上も増加しましたが、プロセッサの売上はほぼ同等でした。
  • 前期比の売上は、マイコン製品の売上増により増加となりました。プロセッサは売上減となりましたが、コネクティビティ製品の売上はほぼ横ばいでした。
  • 前年同期比の営業利益は、主に粗利益減により減少しました。前期比でも、経費の増加により減少となりました。

その他(DLP®製品、カスタムASIC製品、グラフ電卓、ロイヤルティ、従来のワイヤレス製品を含む)

  • 2013年第1四半期のその他製品の売上高は、主に従来のワイヤレス製品の売上減により減少となりました。前年同期の売上には、東日本大震災関連の一時的な保険給付が含まれていました。カスタムASIC製品およびグラフ電卓も売上減となりました。DLP製品およびロイヤルティの売上は増加しました。
  • 前期の売上も、主に従来のワイヤレス製品の売上減により、減少しました。カスタムASIC製品およびグラフ電卓の売上も減少しました。グラフ電卓の売上は増加しましたが、DLP製品の売上はほぼ同等でした。
  • 営業利益は、前年同期比で、主に経費の削減により、増加となりました。前期比でも、再編成費用の減少により増加しました。

 

  • 2013年度の研究開発費は約15億ドルが予定されています。
  • 2013年度の設備投資額は約5億ドルが予定されています。
  • 2013年第2四半期の売上高は2,930百万ドルから3,170百万ドルの範囲を見込んでいます。

英文のニュース・リリース(全文)については、TIのインターネットのホームページ(http://www.ti.com)(http://newscenter.ti.com)  (http://www.ti.com/ir)からご覧いただけます。