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日本TI、消費電力が業界最小の AISGモデム向けトランシーバを発表

全機能を3mm角のパッケージに集積し、実装面積を低減 信号伝送速度は最大115kbps

2013年04月18日

SCJ-13-039

2013年4月18日

日本テキサス・インスツルメンツは、AISG(Antenna Interface Standards Group)v2.0仕様準拠の全機能集積型オン/オフ・キーイング・モデム・トランシーバを発表しました。新製品の『SN65HVD62』は、競合製品と比較し、消費電力を最大50%低減します。新製品は、基地局内のロジック(ベースバンド)信号の周波数を、基地局と各種タワーマウント機器(アンプ、リモート電子チルト・ユニット、制御リンクなど)を接続するAISG同軸ケーブルなどの長距離同軸伝送ケーブル上でのデータ伝送に適した周波数に変調/復調します。製品の詳細とサンプルのご注文は、http://www.tij.co.jp/sn65hvd62-pr-jp から参照できます。

SN65HVD62 の主な特長

  • 業界最小の消費電力: スタンバイ・モードと33mAの電源電流により、競合製品と比較して消費電力を最大50%低減し、システム消費電力の削減と熱対策の簡素化を実現
  • 全機能集積型ソリューション: スプリアス周波数成分が存在する場合でも信号の復調が可能なアクティブ・バンドパス・フィルタを含め、信号の送受信に必要なすべての部品を3mm角のパッケージに集積しており、ディスクリート型製品と比較し基板面積を低減
  • 可変変調出力振幅: 50Ω同軸ケーブルへの出力電力レベルを0dBm~6dBm間で調整でき、用途に応じて信号レベルの最適化が可能なことから、競合製品と比較し柔軟性を向上
  • 輻射を低減: 競合製品と比較しRF帯域内での輻射が低いことから、各種用途で

セルラー・データのSNR(信号-雑音比)を向上し、外付けフィルタを不要にしており、データ・エラーと通話中断の可能性を低減

『SN65HVD62』 は、AISGネットワークに使用される115kbpsの信号伝送レート対応の『SN65HVD72』 などの半二重RS-485トランシーバの制御を容易にする単方向出力を提供します。組み合わせて使用すれば、最小の消費電力で基地局と複数のタワーマウント機器間のデータ伝送を可能にします。

ツールとサポート

『SN65HVD62』AISGオン/オフ・キーイング・モデム・トランシーバの電気的パラメータ特性と機能の評価のために、『SN65HVD62EVM』 (評価モジュール)を提供しています。評価モジュールの単価(参考価格)は99ドルです。

価格と供給

『SN65HVD62』は、業界標準の16ピンQFNパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は2.00ドルです。

SN65HVD62の特性表

項目

SN65HVD62

中心周波数 (typ)

2.176 MHz

データ伝送速度(max)

115 kbps

内蔵レシーバ数

1

内蔵ドライバ数

1

電源電圧範囲

3 V ~ 5 V

ロジック電源電圧範囲

1.6 V ~ 5.5 V

準拠規格

AISG

変調方式

オン/オフ・キーイング

動作温度範囲

-40 ℃~+85 ℃

ピン/パッケージ

16QFN

1,000個受注時の単価
(参考価格)

2.00ドルより

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