2013年04月15日
SCJ-13-035
2013年4月15日
日本テキサス・インスツルメンツは、メガピクセルIPカメラ市場向けに、クラス最高の低照度テクノロジーを提供するDaVinci™ビデオ・プロセッサ『DM369』を発表しました。ビデオ・セキュリティのメーカー各社は、この新しい『DM369』ビデオSoCを使うことで、より優れた低照度テクノロジーを活用し、より細かく鮮明なイメージ品質を実現できます。また、『DM369』ビデオSoCは、『DM36x』ビデオ・プロセッサ・ファミリの各製品とピン互換であることから、現行のTI製品を使用中の顧客各社は、同市場分野において重要な差別化要因である低照度テクノロジーを活用して、既存のIPカメラ製品ラインナップを容易に拡張できます。高いスケーラビリティを提供するTIのDaVinciビデオ・プラットフォームは、顧客各社に対し、他社と大きく差別化したIPカメラ製品を迅速、容易かつ高いコスト効率で実現する、革新的なソリューション群を提供します。
ビデオ・セキュリティ開発のニーズに対応
TIのDaVinci『DM369』ビデオSoCは、最も近い競合製品と比較して、2倍も優れた低照度性能を提供します。『DM369』を搭載したIPカメラは、駐車場や暗い路地などの、非常に低照度の環境でも鮮明なイメージを提供することから、ユーザーは車両のナンバープレート、運転者の顔、その他の特長をキャプチャでき、専門家による事件の解決に役立てることができます。このカメラは、ノイズを取り除きダイナミックレンジを拡張したビデオ映像を、H.264/SVCT(Scalable Video Coding)フォーマットにてリアルタイムに圧縮、伝送できます。
製品差別化を提供するTI DaVinciソリューションの特長
開発の簡素化に役立つツール群およびソフトウェア
高いスケーラビリティを備えたTIのDaVinci『DM369』ビデオSoCは、監視機器メーカー各社に、製品の市場投入期間を短縮するツール群およびソフトウェアのエコシステムを提供します。『DM369』カメラ・リファレンス・デザインには、回路図、レイアウトおよびBOM(部品)リストが含まれ、顧客各社は、TIのDaVinciビデオ・プロセッサへの投資の再利用に役立てることができます。また、顧客各社はONVIF(Open Network Video Interface Forum)の標準規格に準拠した『DM369』カメラ・リファレンス・デザインを使うことで、NVR(ネットワーク・ビデオ・レコーダ)およびVMS(ビデオ管理システム)の各システムへ自社カメラ製品を容易に統合できます。更に顧客各社が自社ソリューションを設計し市場に投入する場合には、市場で最もポピュラーなセンサ製品で構成されたTIのエコシステムからセンサ・モジュールを選択することもできます。
TIのIPカメラ・プロダクト・マーケティング・マネージャのジェイコブ・ホセ(Jacob Jose)は次のように述べています。「TIのDaVinciビデオ・プロセッサは、引き続き、監視機器メーカー各社にとって必須のソリューションとなっています。TIの第3世代の3Dノイズ・フィルタ機能およびWDR(Wide Dynamic range)プロセシング・テクノロジーによって、各種のセキュリティ・アプリケーションに必須の、クラス最高の低照度性能を実現し、より安全な世界を創ります」
価格と供給について
現在、TIのDaVinci 『DM369』 IPカメラ・リファレンス・デザイン は単価(推奨販売価格)995ドルで供給中です。TIのDaVinci 『DM369』ビデオ SoCのサンプル は2013年4月末に供給される予定です。『DM369』ビデオSoCの単価につきましてはTIまたは販売特約店にお問い合わせください。
TIのDaVinciビデオ・プロセッサの詳細に関しては次のリンクからも参照できます。
※ DaVinciはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。