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TIのSafeTI機能安全ハードウェア開発プロセスがTÜV SÜDのISO 26262およびIEC 61508 プロセス認証を取得

機能安全市場へのTIの取り組みを示す、独立した認証機関であるTÜV SÜDによる認証

2013年03月26日

SCJ-13-029                                                                  
2013年3月26日

日本テキサス・インスツルメンツはTISafeTI 機能安全ハードウェア開発プロセスが、ISO 26262およびIEC 61508の機能安全標準規格に準拠した構成部品の開発の適合認証を取得したと発表しました。このプロセス認証は、品質、セーフティおよびセキュリティの各標準規格への準拠に関して、国際的に認められ公認の独立認証機関であるTÜV SÜD(テュフズード)から取得したものです。今回の認証取得は、ISO 26262*1およびIEC 61508*2に準拠したハードウェアの開発に最適なプロセスを確立しようとする、TIの取組みを示すものです。

*1 ISO 26262: 車両内で使用される電気/電子(E/E)システムのアプリケーション分野特有のニーズに適合する、IEC 61508の改訂版
*2IEC 61508: 国際電気標準会議(IEC)が定めた、電気/電子的/プログラマブル電子の各種安全関連システムの機能安全に関する国際的な標準規格

2012年に発表されたTIのSafeTI機能安全パッケージは、システマティック故障、およびランダム故障の両方の管理に役立つことから、顧客各社において機能安全システムを容易に設計することができます。SafeTIの各デザイン・パッケージは、輸送機器、産業機器、医療機器、鉄道その他の機能安全重視の各分野において、ISO 26262およびIEC 61508をはじめとした、国際的な機能安全標準規格への準拠に役立ちます。SafeTI デザイン・パッケージは次の5つの機能安全向け要素から構成されています。

1.  機能安全対応の半導体製品: 安全規格に準拠した製品として開発されていることから、設計者はセーフティなシステムを確実に構築可能

2.  セーフティドキュメント、ツールおよびソフトウェア: 開発および認証にかかる時間を短縮。SafeTIのドキュメントとして、製品のセーフティ・アーキテクチャおよび推奨の使用方法の詳細に関するSafety Manual 、セーフティ解析の詳細に関するSafety Analysis Report 、目的とする標準規格への準拠を示す資料についてまとめたSafety Report などを提供

3.   組込みプロセッサおよびアナログ製品による相互補完: 相互監視により、各種安全標準規格への適合を支援

4.   品質管理された製造プロセス: システマティック故障への対応を支援。ISO 9001、ISO/TS 16949(車載向けのAEC-Q100を含む)またはそれら両方の企業用品質管理プロセスを使用し、顧客各社において堅牢なソリューションの供給を実現

5.   セーフティな開発プロセス: TÜV SÜDによって、IEC 61508、ISO 26262またはそれら両方に準拠した半導体製品の開発に適したセーフティな開発プロセスの認証を取得。評価リポートおよび適合認証証明は、英語、日本語、韓国語および中国語で供給可能


SafeTI デザイン・パッケージの詳細は、次のリンクからも参照できます。

※ SafeTIおよびHerculesは Texas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。