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TI、DLPテクノロジーが実現する革新的な未来のHUD、センター・コンソール、ダッシュボード・システム技術を紹介

CES 2013で多数の自動車/部品メーカーがTIのDLP技術を採用した最先端車載ディスプレイ・システムを出展

2013年01月09日

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2013年1月9日


テキサス・インスツルメンツは「2013 International CES」で、拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレイ(HUD)、デジタルダッシュボード、センター・コンソール・システムなどの分野で、DLP®テ クノロジーが実現する革新的な未来の車載インフォテインメント技術に関する最新ビジョンを明らかにしました。TIのDLPテクノロジーの車載市場への初参 入となる、これらの次世代技術により、解像度/輝度の向上、視野の拡大、触覚フィードバック、注意散漫防止機能が実現します。さらに、インテリアデザイン の柔軟性が高まり、既存技術が抱えていた設計上の障壁が取り除かれます。CES 2013で、TIは多くの自動車/部品メーカーとともに、次代のシステムのいくつかについてデモを行い、近い将来に実現する新しい車載インフォテインメン ト技術を紹介します。

Strategy Analytics社はオートモーティブ エレクトロニクス レポート*で、2018年までに年率平均50%以 上の成長率が期待できる高成長市場分野として、純電気自動車、ヘッドアップディスプレイ、眠気検出、LEDヘッドライト、Stop & Startシステム、車線逸脱警告、ブラインドスポットモニターを挙げています。TIが車載市場でDLP技術のビジネス拡大を意図する分野は、こうした今 後の高い成長が期待できる分野です。

*Strategy Analytics社2011年報告書「オートモーティブ エレクトロニクスシステム需要予測2009~2018」4ページ


TIのDLP事業部のシニア・バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャーのケント・ノバック(Kent Novak)は「DLPテクノロジーは、広範な製品やアプリケーションにおいてデジタル画像品質とインテリジェント・ディスプレイ性能の面で業界をリード する技術として高い評価を得ています」と述べ、さらに「車載インフォテインメントの世界、とりわけ近未来の技術である拡張現実ヘッドアップディスプレイの 分野で、車載プロセッサやセンサなどのTIの定評ある技術と組み合わせてDLP技術を活用することにより、大きな利点が生まれます。パートナー企業ととも に、TIはスマートフォン、タブレット端末、ゲーム機などの分野で消費者が期待している臨場感にあふれた体験を、今日の自動車で実現させる技術を提供して います。しかも、運転者の注意力に影響を与えず、より実用的な形でこうした技術を提供します」と語りました。

DLPテクノロジーのユニークなマイクロミラー構造により、TIは他のタイプのディスプレイ技術に比べて、運転中でも明瞭度と輝度の向上を実現すると同時 に、視界を拡大し、色再現性も高めるコンパクトHUDシステムの開発を可能にしています。ナビゲーション指標、リアルタイムでのランドマークの詳細、安全 警告などのソフトウェアベースの拡張現実要素は、実在の対象物に重ねて表示されることから、運転者は視点を大きく動かすことなく運転に集中できます。さら に、HUD画像のサイズを座席の位置と姿勢に応じて視線に最適な形で調整し、画像をフロントガラス上で表示できることから、運転者は集中力と注意力を高め ることも可能です。

コンソールとダッシュボードディスプレイの分野では、速度や精度の面でのDLP技術の特長を生かしながら、赤外線カメラや、新しいJacinto 6プロセッサなどのTI製品と組み合わせて使用することにより、コンソールの全表面上でマルチポイント双方向タッチスクリーン機能や、曲線を含むあらゆる スクリーンのサイズや形へのスケーラビリティが実現します。さらに、物理的なダイヤルやボタン機能をタッチスクリーンに集積していることから、快適にタッ チするだけで操作が可能で、使いやすさが向上します。それに加え、車両情報やナビゲーション、車内エンターテインメント、HVAC制御情報の表示のため に、フルカラー解像度ビデオ、アニメーション、静止画の同時表示が可能なほか、運転者や同乗者に合わせて表示位置も変更できます。TIのセンサは、コン ソールに近づいた手が運転者の手か同乗者の手かを判断し、それに応じて画像や利用可能な機能を調整し、安全性を確保します。

DLP搭載のすべてのHUD、ダッシュボード、コンソールは、独自のソース、あるいは第三者の商用/オープンソースのいずれかを問わず、メーカーが選ぶ、いかなるソフトウェア・プログラムとフォーマットからでもコンテンツを表示することができます。

DLPテクノロジーが実現する、こうした車載ディスプレイ技術や、その他の最新製品と近日発表予定の製品については、CES 2013会場で開かれる下記のイベントか、パートナー企業のブースで、ぜひご体験ください。

·         Pepcom’s Digital Experience! : 1月7日(月)19時(太平洋時間)

·         DLP デモスイート: 1月8日(火)~1月11日(金)(予約制)*

*ご予約は(dlpus@waggeneredstrom.com)までご連絡ください。

CES開催期間中のDLP 関連の最新ニュース、ビデオ、画像、その他デジタルコンテンツは、オンライン・プレスキット(DLP.com/CES2013)で参照できます。DLPのTwitter(@TI_DLP)やDLPのYouTube(YouTube.com/DLPTechnology)からも情報を発信しています。DLPテクノロジーと製品全般に関する最新情報についてはDLP.comもご参照ください。

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DLP®テクノロジーについて

1996年以来、テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジーは、インテリジェントなディ スプレイ技術を含め、世界をリードする、さまざまなディスプレイ機器に採用されており、広範な用途で色彩、コントラスト、明瞭度、輝度の面で優れた特性を 持つ高解像度画像を提供してきました。DLPのインテリジェントなディスプレイ機能は、車載、医療、双方向プロジェクションなどの広範なアプリケーション で、ユーザーに対しコンテンツの双方向利用を可能にしています。DLPテクノロジー採用のアプリケーションは、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)や、大規模ホール、会議室、教室、ホームシアターなどの施設で使われる大型ディスプレイ機器から、手のひらに乗るサイズから画像の表示を可能にするDLP Pico®搭載のモバイル機器にまで広がっています。すべてのDLPチップには、超高速でスイッチングを行う最大800万個の極小ミラーが敷き詰められています。この高速スイッチング・スピードの利点により、DLPは今までにない新たなアプリケーションを実現します。

DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ(http://www.dlp.com/jp )およびツイッター(www.Twitter.com/TI_DLP )でも発信しています。

*DLP、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です。
*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。