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TI、ワイヤレス・パワー・テクノロジーの開発を拡張

現行のワイヤレス・パワー・コンソーシアムのQi標準規格に加えて、 ワイヤレス・パワー(電磁誘導による非接触型充電機能)の仕様向けの 新しいアライアンスをサポート

2012年12月11日

SCJ-12-127

2012年12月11日

テキサス・インスツルメンツは、Alliance for Wireless Power(アライアンス・フォー・ワイヤレス・パワー、略称: A4WP)に加入したと発表しました。TIは引き続き、現行および将来に渡るワイヤレス・パワー・コンソーシアム(WPC)のQi 標準規格に準拠した、新しいbqTESLA™ワイヤレス・パワー・レシーバおよびトランスミッタIC(集積回路)製品を開発するとともに、新しいA4WPの磁界共鳴方式の仕様をサポートする製品も開発していきます。

TIのパワー・マネージメント事業部の総責任者でシニア・バイスプレジデントのサミ・キリエーキ(Sami Kiriaki)は次のように述べています。「TIはこれまで、ワイヤレス・パワー市場向けに、高度なワイヤレス充電機能を積極的に提供してきました。現在、WPCのQi仕様が同市場の標準的なテクノロジーであることは明らかで、同市場においては、WPCとA4WPの両方が研究中の粗結合のワイヤレス電力伝送テクノロジーに向かう新生のトレンドがあります。TIでは、これら両方のイニシアチブ団体と緊密に協働することが、ワイヤレス・パワー業界を引き続きリードしていくために役立つと確信しています」

A4WP は、より自由度のある充電空間を実現する仕様による、ワイヤレス・パワー分野の発展を目的として、Samsung社やQualcomm社、その他のエレクトロニクス各社のグループによって2012年4月に設立されました。このグループは、粗結合の磁界共鳴技術をベースとし、異なる電源要件を持つ複数のスマートフォンや、その他のポータブル・エレクトロニクス製品を同時に充電可能な独自のA4WP仕様を発表しました。

ワイヤレス・パワーの実用性をさらに向上
Wi-Fiによって、インターネット・コネクティビティからEthernetケーブルが不要になったように、ワイヤレ ス・パワーは、よりよい充電体験をコンシューマに提供する、急速に発展中のテクノロジーです。TIは、先進的なレシーバICとトランスミッタIC、設計の ための一連のツールやリソースを提供することで、ワイヤレス・パワーの実用性をさらに向上しています。TIは、Qi規格に準拠した機器をサポートするソ リューションを提供しており、今後も製品ラインアップを拡充していきます。TIは、電池管理および電源テクノロジーをはじめとした、業界をリードする電源 管理IC製品のプロバイダとして、電源設計の専門知識を活用し、ワイヤレス充電機能をさらに革新します。製品サンプルのご注文やbqTESLA開発キットについては、http://www.tij.co.jp/wirelesspower-pr-jpから参照できます。

 bqTESLAはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。