2012年11月26日
SCJ-12-120
2012年11月26日
日本テキサス・インスツルメンツは、TIのWEBENCH® デザイン・センター で作成したアナログ設計を、Cadence Design Systems, Inc.、Mentor GraphicsおよびAltiumの各社の業界をリードするCAD(コンピュータ支援デザイン)開発プラットフォームにエクスポートする『WEBENCH® Schematic Export』を発表しました。ツールに関する情報は、http://www.tij.co.jp/webenchex-pr-jp をご参照ください。
無償で利用できるTIのWEBENCH設計支援ツールは、1999年に旧ナショナル セミコンダクター社が発表して以来、全世界の設計者に使用され、200万件を超えるアナログ設計を迅速に実現してきました。WEBENCH設計支援ツールは、設計過程を大幅に簡素化、迅速化してきましたが、ライセンス使用しているCAD開発プラットフォームへの設計のエクスポートは、時間がかかる単調な作業でした。CAD開発プラットフォームのメーカー各社との共同によって、TIが開発した『WEBENCH Schematic Export』は、ダイナミックに作成された電源およびLEDライティングの設計を、Cadence OrCAD Capture CIS やMentor Graphics DxDesigner 、Altium Designer などのAltium フォーマットをはじめとする多様な設計プラットフォームへの即時エクスポートを可能にします。『WEBENCH Schematic Export』に関するビデオは、http://www.tij.co.jp/webenchex-prv-jp でご覧ください。
Altiumの南北アメリカ担当セールス・ディレクターのクリス・ドネート氏(Chris Donato)は次のように述べています。「設計者は、TIのWEBENCH設計支援ツールを使うことで、電源およびLEDライティングの設計時間を大幅 に短縮できることを知っています。新しい『WEBENCH Schematic Export』の追加によって、CADプラットフォームに設計を手動入力する必要がなくなり、その過程で誤りが発生する心配もなくなります。 『WEBENCH Schematic Export』によって、作成した設計をAltium Designer向けに容易かつ正確に、数秒で変換できるようになりました」
『WEBENCH Schematic Export』の主な特長と利点
・ 設計者は、TIのWEBENCH Power Designer / LED Designer で作成した電源設計、またはWEBENCH Power Architect /LED Architect で作成した完全な電源システムを最適化し、『WEBENCH Schematic Export』を使って、5種類のCAD開発プラットフォームのいずれかに迅速にエクスポートが可能
・ エクスポートする前に、設計の性能をWEBENCH Designer/ WEBENCH Architect設計支援ツール内でシミュレーションすることが可能
・ 『WEBENCH Schematic Export』は、30,000種類を超える部品で構成される回路図シンボルに対応
TIのWEBENCH設計支援ツールについて
WEBENCH Designer / WEBENCH Architect設計支援ツールの部品ライブラリは、メー カー120社の30,000点以上に及ぶ部品を網羅しています。TIのディストリビューション・パートナーによって価格と供給に関する情報が常に更新され ているため、設計の最適化と生産計画の策定が可能になります。WEBENCH設計支援ツールは英語のほか、日本語と中国語を含む8つの言語で提供されてお り、ユーザーは、完成したシステム設計の比較とサプライチェーンのトレードオフを瞬時に実行できます。無償で供給中のTIのWEBENCH設計支援ツール を使って設計を開始するには、http://www.tij.co.jp/webench にアクセスしてください。
※WEBENCHはTexas Instrumentsの登録商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。