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日本TI、3G、4G LTE向けパワー・アンプの消費電力を半減する1A昇降圧型コンバータを発表

スマートフォン、タブレット端末のバッテリー動作時間延長と発熱の低減を実現し 全RF出力電力範囲をサポート

2012年10月01日

SCJ-12-094

2012年10月1日

日本テキサス・インスツルメンツは、3G、4G LTEのスマートフォン、タブレット端末、 データカードなどのRFパワー・アンプ向けに、降圧から昇圧へのシームレスな切り替えが可能な昇降圧型電圧レギュレータを発表しました。1A出力の 『LM3269』昇降圧型コンバータは、消費電流を最大50%低減し、バッテリー動作時間を延長すると同時に、パワー・アンプの温度を最大30℃低減しま す。製品の詳細、サンプルと評価モジュールのご注文は、http://www.tij.co.jp/lm3269-pr-jp から参照できます。

新たに普及し始めた4G携帯電話は、アプリケーションの「リアルタイム」オン/オフ動作などが原因で、データ基地局に伝 送する際に、より厳しい要件への対応が必要です。例えば、電圧が低下した際には、LTE動作をサポートするため、パワー・アンプの出力レベルを上げる必要 があります。『LM3269』は必要に応じて供給電力をダイナミックに調整することで、消費電力を節減し、バッテリー動作時間を延長します。また、最高の 変換効率と最小のノイズを実現しており、全バッテリー範囲で、要件を満たしたアンプ動作を可能にします。

LM3269』の主な特長と利点

3G4G LTEの電源要件に対応: バッテリー電圧の低下時にも、すべてのRF出力電力範囲をサポート

バッテリー動作時間を延長: 最大95%の電力変換効率を実現(入力電圧3.7V、出力電圧3.3V、出力電流300mA時)。バッテリー消費電流を半減。パワー・アンプの温度を30℃低減

業界最小のソリューション: 2.4MHz のコンバータを高さ0.6mmの超小型microSMD
パッケージに封止、18.8mm2 の総ソリューション・サイズを実現

RFパワー・マネージメントIC製品ラインアップを拡充

TIでは、RFパワー・アンプ向けに業界で最も包括的なDC/DCアダプティブ電源製品を提供しています。今年初めには2G、3G、4G LTEのパワー・アンプ向け降圧型レギュレータとして『LM3242』『LM3243』 を発表しました。

価格と供給

現在、『LM3269』は量産出荷中で、2mm×2.5mm×0.6mm、鉛フリーの12バンプmicroSMDパッケージで供給されます。1,000個受注時の単価(参考価格)は1.20ドルです。

LM3269の特性表

項目

LM3269

スイッチング周波数 (max)

2400 kHz

電源電圧範囲 Vin

2.7 V ~ 5.5 V

出力電圧範囲 Vout

0.6 V ~ 3.8 V

制御形式

昇降圧型

ピン/パッケージ

12ピンmicroSMD

1,000個受注時の単価(参考価格)

1.20ドルより

TIの電源製品に関する情報はこちらからも参照できます。

TIの電池管理、ローパワーDC/DCおよび高集積のPMIC製品:

http://www.tij.co.jp/power

TIの電源ICセレクション・ガイドのダウンロード(PDF 7.4MB): http://www.tij.co.jp/powerguide-pr-jp

TIの PowerLab リファレンス・デザイン集: http://www.tij.co.jp/powerlab-pr-jp

※PowerPADはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。