2012年07月02日
SCJ-12-067
7月2日
日本テキサス・インスツルメンツは、SitaraTM ARM®-CortexTM-A8プロセッサの最新デバイスである『AM335x』および『AM37x』上でAndroid 4.0 (Ice Cream Sandwich)をサポートする、最新のソフトウェア開発キット(SDK)を供給すると発表しました。TIのSitaraプロセッサ搭載の組込みアプリケーションを開発する上で、Android 4.0が提供する最新の機能を最大限に活用することができます。製品に関する情報およびSDKの無償ダウンロードについては、リンクをご参照ください。
Android 4.0対応、低コスト、低消費電力の各種アプリケーションに最適なSDK各社はより直感的でユーザ・フレンドリーになったAndroid 4.0を、時計やゴーグルなどのウェアラブル・ガジェット製品のほか、家電製品、オートメーション、教育および企業向けタブレットなどのマルチメディア・ビデオ機能を中核としないディスプレイパネル、POS端末、ポータブルのナビゲーション機器および産業用コントロール向け製品などにおいて、低コスト・低消費電力の組込み製品に、いち早く導入することが可能となりました。
Sitara ARMプロセッサ担当マーケティング責任者のエイドリアン・バレンツェラ(Adrian Valenzuela)は次のように述べています。「この、SitaraプラットフォームがAndroid 4.0をサポートするという画期的なできごとは、オープンソース・コミュニティ・マーケットの可能性をさらに増大させるTIの取り組みを示すものです。進化した操作性、イメージングおよびグラフィック・エフェクト、堅牢なユーザー・インターフェイス、その他さまざまな魅力ある機能を備えたAndroid 4.0を、Sitaraプラットフォーム上で動作可能にしたことで、開発各社は、最新のAndroidが持つ画期的な新機能、便利機能をスマートフォン以外の組込みアプリケーションに展開できるようになります。」
各種のAndroid対応アプリケーションを迅速かつ容易に評価
コネクティビティおよび3Dグラフィクスの各機能をあらかじめ搭載しているこの新しいSDKは、すでに幅広い組込み機器で採用されているSitaraプロセッサ製品にもアップデートをすることが可能です。このSDKは『AM335x』EVM(評価モジュール)、Beagleboard-xM、BeagleBone、『AM37x』EVMおよびFlash Boardなどの各プラットフォーム上で、Android OSの互換性テスト・スイートによって全機能が検証済みであることから、各種のAndroid OS対応アプリケーションを迅速かつ容易に評価することができます。
このSDKは以下の構成で供給されます。
価格および供給について
TI Sitara ARM Cortex-A8プロセッサ製品向けのAndroid 4.0 SDKは、商用向けの開発または量産の制限なしで、無償でダウンロードすることが可能です。Sitaraプロセッサ製品向けの最新のAndroidコードを検証したいデベロッパーは、arowboat.orgのオープンソース・コミュニティ(英語)も参照できます。また、以下各種のTIプラットフォームで評価を開始できます。
その他のソフトウェア・サポート
Sitara ARM プロセッサ製品は、その他のポピュラーなOS向けにマイコン・ライクなプログラミングを実現する、以下のソフトウェア・サポートを提供しています。
製品に関する情報は以下からも参照できます。
※ SitaraおよびCode Composer StudioはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。