SCJ-12-065

6月19日

アルテラ・コーポレーションとテキサス・インスツルメンツは、国際マイクロウェーブ・シンポジウムにおいて、アルテラ・コーポレーションのArria^®V 28nm FPGA製品をベースとしたRF（高周波）システム製品の試作を容易にする、包括的なRF開発キットを発表しました。このモジュール型『Arria V FPGA RF Development Kit』（RF開発キット）は、RFの送信、受信およびデジタル・プリディストーション・フィードバックに必要な、すべてのハードウェアおよびソフトウェアを搭載しており、ワイヤレス基地局、リモート無線ヘッド、軍用無線および情報収集機器などの各種RFシステムの設計/検証に必要な期間を数カ月レベルから数週間レベルに短縮します。製品の詳細は、http://www.tij.co.jp/arria-v-devkit-pr-jp をご参照ください。

『Arria V FPGA RF Development Kit』 により、RFシステム・デベロッパーは、アルテラ・コーポレーションの最新世代の28nm FPGA製品のほか、TIの最新のA/Dコンバータ、D/Aコンバータおよびクロック製品へのアクセスが可能になります。このキットは、同種のソリューションと比較して、2.5倍の送信帯域幅およびデジタル・プリディストーション・フィードバック帯域幅を実現するとともに、最大75MHzの帯域幅をサポートする業界初の包括的なメイン/ダイバーシティ受信機能の開発プラットフォームを提供します。

『Arria V FPGA RF Development Kit』の主な特長と利点
· Arria^® V 28nm FPGAを採用したワイヤレス・アプリケーションのコストと性能の最適バランスと総消費電力の最小化を実現
· 最大500MHzの送信/フィードバック帯域幅により、5次プリディストーション補正機能と100MHzの送信帯域幅を実現
· 高い性能を要求する3G/4Gマルチキャリア標準規格に対応し、14ビットの分解能および31.5dBのゲイン・レンジと、最大75MHzのメインダイバーシティ受信帯域幅
提供
· 送信、受信、フィードバック用ミキサ/モジュレータ向け局部発振器のための低位相ノイズ・フラクショナルPLL（フェーズ・ロックド・ループ）およびVCO
　（電圧制御発振器）を内蔵
· モジュール方式により、代替評価モジュール（EVM）や新たな評価モジュールの迅速かつシームレスな利用が可能

『Arria V FPGA RF Development Kit』は『Arria V FPGA Development board』（開発ボード）とともに、以下のTIのRFコンポーネントを搭載しています。
· 『TSW30H84EVM』： 消費電力が業界最小の1.25GSPS、4チャネル、16ビットD/Aコンバータ『DAC34H84』を搭載した包括的RF送信リファレンス・デザイン
· 『TSW1266EVM』：デジタル・プリディストーション・フィードバックのリファレンス・デザイン
· 『TSW1265EVM』：消費電力が業界最小の2チャネル、14ビットA/Dコンバータ『ADS4249』を搭載した広帯域デュアル・レシーバ・リファレンス・デザイン
· 『TSW3065EVM』 インテジャー/フラクショナルPLL/VCO『TRF3765』を搭載したスタンドアローン型局部発振器源
· TIとアルテラ・コーポレーションのハードウェア間のインターフェイスとなる『HSMC-ADC-Bridge』および『ArriaV-TI-Adapter』

供給、パッケージおよび価格について
『Arria V FPGA RF Development Kit』はArrow Electronicsへの発注が可能、単価（参考価格）は6,299ドルです。

製品に関する情報は以下のサイトから参照できます。
· 『Arria V FPGA RF Development Kit』の詳細:  http://www.tij.co.jp/arria-v-devkit-pr-jp
· アルテラ FPGA製品向けのTIアナログ・ソリューション: http://www.tij.co.jp/altera-fpga-pr-jp
· TIのその他のワイヤレスRFソリューション: http://www.tij.co.jp/lprf
· Arria V FPGA製品の詳細: http://www.altera.co.jp/arriav
· ニュースリリースの画像ダウンロード: http://www.tij.co.jp/newscenterphotos-prjp

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