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日本TI、3D・インタラクティブ性能を強化した 新しいDLPプロジェクタ用画像処理チップを発表

2012年06月14日

SCJ-12-064

6月14日

日本テキサス・インスツルメンツは、3Dおよびインタラクティブ・テクノロジの標準化を可能にするフロントプロジェクタ用DLP画像処理チップの新ファミリーを発表しました。新チップセット搭載のプロジェクタは2012年後半から順次発売予定で、HDMI1.4でサポートされている一般的な3Dフォーマットやタブレット、スマートフォン、ノートPCやブルーレイ・プレーヤーなどのほぼ全てのモバイル機器からのコンテンツをシームレスに表示します。

新チップセットの主な利点は、様々な映像信号入力や光源に対応し、XGA、SVGA、WXGA、1080pおよびWUXGAなど幅広い解像度のDLP製品を駆動することができる点です。さらにこのチップセットは、より費用対効果の高いソリューションをもたらすインタラクティブ機能を統合しています。

DLP事業部 フロントプロジェクションビジネスユニット ジェネラルマネージャーのロジャー・カーバー(Roger Carver)は次のように述べています。「プロジェクタ開発者向けに3Dやインタラクティブ・テクノロジをもっと身近なものにするチップセットを提供することは、業界を大きく前進させるものです。またお客様が、魅力的な製品価格に抑える一方で、各販売地域の個別のニーズに応えるため、量産製品に新機能を追加し、展開していくことに役立ちます。」

この新しいチップセットは、固体光源の駆動機能を統合しており、光源のランプフリー化を促進し、製造オプションの幅を一層広げます。

カーバーは次のようにも述べています。「ディスプレイ産業は、より高い解像度と輝度を達成するための努力によって進化してきました。プロジェクタが教室内で次第に中心となっていく中で、この新しいチップセットは3D・電子黒板などを実現する新しいアプリケーションのためのハードウェアおよびソフトウェアの最適化に役立ちます。」

ランプフリー・3D・インタラクティブ・テクノロジの採用が教室内で増加するにつれて、接続や配置の容易さを提供できるということはこのチップセットのもう一つの大きな利点です。これにより、エンドユーザーはノートPC、タブレットまたは他のモバイル機器からダウンロードコンテンツを表示することができ、一方で、ブルーレイやDVDなどの通常フォーマットもサポートしているので、教育者がコンテンツ選択、変更を自由に行うことができるようになります。

 

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テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジーは、1996年より鮮明で明るくシャープな映像を提供してきました。ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)および大画面HDTVなどに採用され、世界のプロジェクションおよびディスプレイのトップメーカーの多くが、DLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、なめらかな画像と高速な動画応答性能を実現します。

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