TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

日本TI、マルチ出力、高性能DC/DC電源システムの設計を 迅速化する「WEBENCH System Power Architect」を発表

ホットスワップ・コントローラおよび絶縁型DC/DCコンバータを含む フル・システム・レベルの電源設計を提供する業界初のオンライン・ツール

2012年06月12日

SCJ-12-063

6月12日

日本テキサス・インスツルメンツはマルチ出力で高性能のDC/DC電源システムの迅速な設計を可能にする業界初の設計支援ツールとして、受賞実績のあるWEBENCH®オンライン設計支援ツールに新たに「WEBENCH System Power Architect」を追加したと発表しました。「WEBENCH System Power Architect」設計支援ツールは、カードの電源入力から最小のPOL(ポイント・オブ・ロード)まで、完全な電源システムの設計と最適化を実現します。この革新的なツールは、個々のPOLコンバータの設計およびシミュレーションのほかに、TIのホットスワップ・コントローラ製品および絶縁型電源製品とともに、複数の中間バス・アーキテクチャへの適合および、安全な絶縁機能の追加を可能にします。「WEBENCH System Power Architect」に関する情報は、http://www.tij.co.jp/webenchspa-pr-jp をご参照ください。

無料で利用できるWEBENCHオンライン設計支援ツールは、1999年に旧ナショナル セミコンダクター社が発表して以来、全世界の技術者が使用し、200万件を超えるアナログ設計が行われてきました。「WEBENCH System Power Architect」の追加によって、設計者はホットスワップ機能を備えた絶縁型電源システムを、わずか60秒で設計できます。複数の負荷を駆動する場合、設計者はそれぞれの出力電圧および負荷電流をカスタマイズできるほか、重要な要件、負荷のグルーピングやシーケンス動作などを設定済のFPGAおよびプロセッサを選択できます。その他のオプションとして、リップル・フィルタ、LDO(低ドロップアウト)レギュレータ、外部同期または個別電源なども選択できます。

WEBENCH System Power Architectの主な特長と利点

電流制限機能を内蔵するLM5069をはじめとしたTIの多様なホットスワップ・コントローラ製品ならびに、10Wの電力容量を提供するPTMA402050などの絶縁型電源製品をサポート

既存の「WEBENCH FPGA Power Architect」および「WEBENCH Processor Power Architect」のすべての機能を提供、7社のメーカー各社が供給する268品種のプロセッサおよび190品種のFPGAをサポート

降圧型、昇圧型、昇降圧型、SEPIC、反転型、フライバック型およびLDOを含む多様な電源トポロジをサポート

ツールおよび製品に関する情報はこちらからも参照できます。

·WEBENCH System Power Architect」で完全な電源管理システムを設計: http://www.tij.co.jp/webenchspa-pr-jp

·TIのホットスワップ・コントローラ製品の詳細(英語): http://www.ti.com/hotswap-pr

·TI の絶縁型電源製品の詳細(英語): http://www.ti.com/isolatedpower-pr

· WEBENCH System Power Architect」の紹介ビデオ(英語): http://www.ti.com/webenchspa-prv

テキサス・インスツルメンツのWEBENCH設計支援ツールについて

WEBENCH Designer / WEBENCH Architect設計支援ツールの部品ライブラリは、メーカー120社の24,000点以上の部品を網羅しています。TIのディストリビューション・パートナーによって価格と供給に関する情報が常に更新されているため、設計の最適化と生産計画の策定が可能になります。WEBENCH設計支援ツールは8つの言語で提供されており、ユーザーは、完成したシステム設計の比較とサプライチェーンのトレードオフを瞬時に実行できます。TIのWEBENCH設計支援ツール(無料)を使って設計を開始するには、http://www.tij.co.jp/webench にアクセスしてください。

※ WEBENCHはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。