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日本TI、 DLP Cinema® S2K チップセットを発表

2012年04月27日

SCJ-12-051      
2012年4月27日                                                                                         

小型スクリーン用に高品質で信頼できるソリューションを提供し
デジタルシネマのさらなる普及を図る

日本テキサス・インスツルメンツは、DLP Cinema®テクノロジーを採用した新製品S2Kチップセットを発表しました。S2Kチップセットは、幅6メートルの小型スクリーン用に最適化されたもので、映画業界で高く評価されているDLP Cinema 2K/4Kチップセットと同じコア技術によって、DCI規格に対応した高画質、色再現性、3D描写性能、高フレームレートなど、さまざまな特徴を提供します。S2Kチップセットは、スクリーンサイズに関係なく、世界各地の映画館で2D/3D上映用に最先端の視聴体験を提供します。

National Association of Theatre Owners社長兼最高経営責任者 であるジョン・フィジアン(John Fithian)は次のように述べています。「フィルムからデジタルへの移行は、世界中の映画館関係者にとって、映画産業全体が重要な時代に入るための大切なステップです。この業界におけるDLP Cinemaの長期にわたるリーダーシップ、とりわけ映画館のデジタルシネマへの移行を容易にするよう支援している姿勢、そして"映画を観に行く"というすばらしい文化を守り続けていることを評価します」

TIのDLP Cinema事業部マネージャーのデーブ・ダンカン(Dave Duncan)は次のように述べています。「TIが目指すのは最高品質で信頼できるデジタル・シネマ・プロジェクションを提供することです。2K、 4K ならびに今回発表したS2KチップセットによりTIは映画館関係者や映画観賞者の皆さまに貢献して参ります。また貸出期間が短く、早期に貸与を満了できるVPF*(Vartual Print Fee)モデルを選ぶことで、S2Kチップは画面の小さいスクリーン用の手頃なソリューションとなり、世界中の映画館をデジタルシネマに置き換えるのに十分な力を発揮します」

 *デジタル上映設備を提供する第三者が劇場に映写機等を貸与し、配給元と劇場が収入の一部を設備提供者に支払うシステム

DLP Cinemaのライセンスパートナーであるバルコ、クリスティおよびNECの3社はS2Kチップデザインを活用したプロジェクタモデルの開発に合意しており、新モデルは各メーカーのDLP Cinema 4Kと2K対応の製品ラインに加わる予定です。S2Kチップセットの量産前試作品は研究開発用にすでに各パートナーに届けられており、生産対応のチップセットは今年後半に供給予定です。その後S2K対応プロジェクタの発注と導入が可能となる見込みです。DLPテクノロジーおよび製品についてはhttp://www.dlp.com/jp/ をご参照ください。

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DLP®テクノロジーについて

テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジーは、1996年より鮮明で明るくシャープな映像を提供してきました。ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)および大画面HDTVなどに採用され、世界のプロジェクションおよびディスプレイのトップメーカーの多くが、DLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、なめらかな画像と高速な動画応答性能を実現します。

DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ(http://www.dlp.com/jp)およびツイッター(www.Twitter.com/TI_DLP)でも発信しています。

 *DLP、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です

*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します