2012年02月09日
SCJ-12-018
2012年2月9日
日本テキサス・インスツルメンツは、『C2000TM』PiccoloTMおよびConcertoTMの各32ビットマイコンを搭載した新型のソーラー・キットとして、『C2000』高電圧ソーラー開発キットおよび『C2000』低電圧ソーラー検証キットの2品種を発表しました。これらの新型ソーラー・キットは、最新のペリフェラル群、アプリケーションに特化した開発用ハードウェア、回路図、およびソフトウェア・アルゴリズム・ライブラリで構成され、再生可能エネルギー市場向けに業界屈指の包括的な開発環境を提供します。そのため開発各社は多様なソーラー向けアルゴリズムおよびトポロジを評価しながら、ソーラー用インバータ製品を容易に開発することが可能です。
『C2000』高電圧ソーラー開発キットの特長と利点
*注 MPPT制御: 太陽電池のように、出力電流によって出力電圧が変化する発電素子において、常に最大の出力電力を得るための制御方式。
『C2000』低電圧ソーラー検証キットの特長と利点
ソーラー検証キットおよびソーラー開発キット向けソフトウェア
TIは、ソーラー機器の迅速な開発を支援するため、多彩なオープンソース・ソフトウェアおよびツール群を供給しています。2つのキットに関する情報は、『C2000』マイコン・ファミリーと同様に、『controlSUITETM』ソフトウェアで参照できます。『controlSUITE』を利用することで、再生可能エネルギー向け関数や、汎用アルゴリズム・ライブラリおよび、各キットに必要なすべてのツール群および資料を迅速に入手できます。
供給および価格について
現在、これらの新型ソーラー・キットのご注文を受付け中です。『C2000』高電圧ソーラー開発キット(『TMDSHVMPPTKIT』)は参考価格550ドルで、また付属のConcertoマイコンまたはPiccoloマイコン搭載のインバータ・ボード(『TMDSHV1PHINVKIT』)は同450ドルで提供されます。『C2000』低電圧ソーラー検証キット は、Piccoloマイコン搭載バージョン(『TMDSSOLARPEXPKIT』)およびConcertoマイコン搭載バージョン(『TMDSSOLARCEXPKIT』)の2種類で提供され、Piccoloマイコン搭載バージョンは参考価格425ドル、Concertoマイコン搭載バージョンは同575ドルです。
製品に関する情報はこちらからも参照できます。
TIのマイコンおよびソフトウェアの幅広いポートフォリオ
TIでは、『MSP430TM』16ビット・超低消費電力マイコンから、『Stellaris®』ARM Cortex-M3/M4F 汎用マイコン、『C2000』32ビット・ハイスピード・マイコン、さらに『HerculesTM』ARM セーフティ・マイコンまで、豊富かつ幅広いマイコン・ソリューションを展開しています。またこれらの製品の開発を支援するTIの統合的なソフトウェア、ハードウェア開発ツール群、強力なパートナー製品、および技術サポートが、お客様の製品の開発期間を短縮します。
※ C2000、Piccolo、ConcertoおよびcontrolSUITEはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。