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ニュースリリース

日本TI、『C2000』リアルタイム制御32ビットMCU向けの電源管理ICを発表

2011年11月24日

TIの32ビット・マイコン向けに、電源設計の簡素化および システムの電圧管理を提供する高集積度、5mm角の電源IC

SCJ-11-099

2011年11月24日

日本テキサス・インスツルメンツは、TIの『C2000』リアルタイム制御32ビットMCU(マイコン)および、その他のDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)ならびにFPGA向けの全機能内蔵の電源管理ソリューションとして、『TPS75005』を発表しました。この高集積度の新製品は、放熱特性を拡張した5mm角のQFNパッケージに、2個の低ノイズ、500mAのLDO(ロー・ドロップアウト、入出力電位差が小さい)リニア・レギュレータおよび、3個の電源電圧スーパーバイザ(電源レール・モニタ)を内蔵しており±5%の電圧精度の電源レールを提供します。TIの『F2833x』、『F2823x』、『F281x』、『F2801x』および『F280x』などのマイコン製品に電源供給及び電源シーケンス、電源監視を提供いたします。

 

製品に関する情報はこちらからも参照できます。

TPS75005』の主な特長と利点

  • パワーアップおよびパワーダウンのプリセット・シーケンス機能をはじめとした、TIの『C2000』リアルタイム制御32ビット・マイコン向けに最適化された電源管理機能を提供
  • 2チャネルの500mA LDOおよび、専用の電源電圧スーパーバイザ回路を内蔵、高い集積度で設計の簡素化および、全体的なソリューション・サイズの縮小を実現
  • 高い電圧精度および保護機能を提供、5%の電圧精度で電源の信頼性を向上
  • LDO1とスーパーバイザ1が1.8Vまたは1.9V±5%の出力を提供、LDO2とスーパーバイザ2が3.3V±5%の出力を提供

供給、パッケージおよび価格について

『TPS75005』は量産出荷中で、TIおよび販売特約店から供給されます。パッケージは5mm角の20ピンQFNです。1,000個受注時の単価(参考価格)は1.90ドルです。『TPS75005』搭載製品の開発を迅速化するPSpice過渡モデル・シミュレーション・ツールも供給中です。

TPS75005』の特性表

項目

TPS75005

LDO1 出力電流Iout1 (max)

0.5 A

LDO2 出力電流Iout2 (max)

0.5 A

入出力電位差Vdo (typ)

300 mV

入力電圧範囲 Vin

4.0 V~ 6.5 V

固定出力オプション

1.8 V/1.9 V、3.3 V

出力コンデンサ形式

セラミック

LDO1 出力電圧 Vout1

1.8 Vまたは1.9 V

LDO2 出力電圧 Vout2

3.3 V

静止電流  Iq (typ)

0.175 mA

ピン/パッケージ

20VQFN

動作温度範囲

-40 ℃ ~ +125 ℃

1,000個受注時の単価

 (参考価格)

1.90 ドルより

 ※ C2000はTIの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。