2011年07月04日
SCJ-11-052
2011年7月4日
日本テキサス・インスツルメンツは、iPodやiPhone、USBメモリスティックに格納したMP3やAACなどの楽曲を再生させるUSBクレードル・アプリケーション向けに、『DA8x AureusTM(オーリアス) uSDK(USB Software Development Kit)』を開発したと発表しました。この開発キットにより、音楽再生の機能を簡単に構築でき、開発期間を大幅に短縮することができます。
最近ではAVレシーバやミニコンポ、専用のドッキング・ステーションなどのオーディオ機器において、従来のアナログ接続から高品質かつシンプルなデジタル接続のために、USBを搭載したオーディオ製品の需要が高まっています。DVDやブルーレイディスクプレーヤからHDMIやSPDIF経由でソースを入力する従来のオーディオ製品にはもともとオーディオDSPが搭載されています。USB対応のために外付けUSBチップを追加するのではなく、USBのPHYまでを内蔵した最新Aureus DA8xと本ソフトウェアだけでiPodやiPhoneの音楽再生ならびにUSBメモリなどのマスストレージ・デバイスからMP3などの圧縮ファイルを再生する機能が簡単に構築でき、また基板スペースならびにメモリなどの周辺部品が集約できることで、コストを削減することができます。
uSDKでは、従来の信頼性の高いサラウンド・オーディオ・フレームワーク(PA/F: Performance Audio Framework)の変更はせずに、USBタスク部分のみを新規追加し、これにより既存のお客様差別化オーディオアルゴリズムを何の変更もせずにご利用いただけるとともに、USBからの入力ソースをさらに臨場感あふれるサラウンドにさせることが可能です。
Dolby TrueHDTMやDTS-HDTMなどのロスレスでホームシアターではブルーレイを接続することが可能で、iPodをつなげば最新の曲を気軽に楽しむことができます。これ一台で何役もの機能を提供することができます。
図:uSDKソフトウェア概略
USB マスストレージクラス接続 (USB flash memory, HDD) |
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再生可能なファイル |
MPEG4 AAC LC, MP3, WMA, Flac(option) |
USBドライバ |
USB mass storage class |
USB File フォーマット |
FAT16, FAT32 |
制御 |
早送り・巻き戻しなどのトリックプレイ |
iPod/iPhoneアクセサリ接続 |
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制御 |
iAPメッセージラッパー |
デコーダ:MP3、MPEG4AAC、WMAデコーダ(いずれもフルビットレート対応)を標準パッケージとし、FLACデコーダ(2ch ~192khz)はサードパーティからライセンス供給可能。
DA8xは、第三世代のAureusTM(読み:オーリアス)デジタル・オーディオ・プロセッサで、最新の32/64ビット浮動小数点DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)コア『C674x』を搭載しオーディオアプリケーションに必要な広範囲のペリフェラルを組み合わせています。詳細は http://www.tij.co.jp/da8x から参照できます。
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『DA8x Aureus パフォーマンス・オーディオuSDK』はMFiに準拠して開発されておりますので、ライセンスはMFiプログラムのライセンシに限られます。詳細、価格およびダウンロード手順に関しては、最寄りの TI 販売特約店にお問い合わせください。
※Aureusは Texas Instrumentsの商標です。すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
※iPod, iPod nano, iPod classic, iPod touch は,米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※Dolby TrueHD はDolby Laboratoriesの商標です。その他、すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。