2011年05月10日
ナショナル セミコンダクター 伝送距離を3倍に延長するPCI Express Gen3規格準拠リピータを発表
PowerWise®リピータは、PCI-SIGコンプライアンス・ワークショップで x4、x8、x16 PCIeリンク構成のインターオペラビリティ・テストに初めてパス |
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2011年5月9日 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役 和島 正幸)は、データセンタのサーバやストレージ・システム向けに高度なシグナル・コンディショニング性能と低消費電力を実現する新しいPCI Express®(PCIe)Gen3(8Gbps)リピータ・ファミリを発表しました。デモ・ビデオはhttp://bit.ly/DS80PCI402でご覧ください。 インテル コーポレーション プラットフォーム・アプリケーション・エンジニアのDave Thompson氏は、「PCI Express 3.0によってデータレートが8GT/sになり、インテルの次世代デスクトップPC/サーバ・プラットフォームが今日のアプリケーションのI/O帯域幅要件を満たすことが可能になりました。ナショナル セミコンダクターの新しいPCIeリピータはPCI-SIGレシーバ・テストの厳しいシグナル・インテグリティ(信号の整合性)要件に対応するとともに、インターコネクト損失の補正に利用し、ダイヤグラムのアイを開くことが可能になります」と述べました。 PCI-SIGインターオペラビリティ・テストにパス ナショナル セミコンダクターの第3世代のSiGe BiCMOSプロセスにより実現した新しいPCIeリピータは、データレートが8Gbps に高速化したGen3への移行に伴うシグナル・インテグリティの課題を解消します。新製品のDS80PCI102、DS80PCI402およびDS80PCI800は、最大36dBの受信イコライゼーション・ゲインと12dBの送信ディエンファシスを提供することで、3倍の信号伝送距離と、競合デバイスに比べて半分の消費電力(チャネルあたり65mW)を実現し、シグナル・インテグリティの課題を解消します。これらのPowerWise®リピータの画期的な性能によって、FR-4バックプレーンの伝送距離を40インチまで延長でき、Gen2のデータレートからGen3への移行が容易になります。これにより、低コストの高損失ケーブルとボード・インターコネクトを使用した設計が可能になります。 DS80PCI402はx4 PCIeインタフェースの実行を可能にし、DS80PCI800はx8やx16などの高密度インタフェースに最適です。DS80PCI102のx1インタフェースは産業用およびデスクトップ・アプリケーションに最適です。各デバイスは外部システムの妨害を受けずに、Gen3から新しく採用された送信FIRハンドシェイク・プロトコルとPCIeアウト・オブ・バンド(OOB)信号(送信アイドル/ビーコン、受信デバイス検出など)のシームレスな検出とマネジメントをサポートします。こうした特長により、設計の複雑さを低減しながら、電気的レベルとシステム・レベルの両方でPCIeのインターオペラビリティを保証します。 ナショナル セミコンダクターのPCI Express Gen3リピータ・ファミリ PCIe Gen3リピータ3製品の詳細情報およびサンプルや評価ボードの注文についてはそれぞれ、 <価格と供給> 高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。 ### ナショナル セミコンダクターは、パワーマネジメント技術をリードする企業です。使いやすさに優れたアナログIC製品とワールドクラスのサプライチェーンにより高い評価を獲得しているナショナル セミコンダクターの高性能アナログ製品は、お客様のシステム製品のエネルギー効率向上に大きく貢献します。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2010年5月30日に終了した2010会計年度の売上高は14億2,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に営業所を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約80名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |