2011年02月02日
ナショナル セミコンダクター モレックス社、アンフェノール社と共同で28Gbpsデータセンタ技術をデモ
バックプレーンとケーブル上で画期的な性能を提供するリタイマ技術をDesignConで紹介 |
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ナショナル セミコンダクター コーポレーション(本社:カリフォルニア州サンタクララ市 取締役会会長 兼 最高経営責任者:ドナルド・マクラウド)は、次世代データセンタ・システムで100Gbpsから400Gbpsのインタフェースを超低消費電力で駆動する28Gbpsディスクリート4チャネル・リタイマ技術のデモを業界で初めて成功させたと発表しました。この技術は高速シグナル・コンディショニングの分野における新たな技術革新の成果です。 Linley Group社のシニア・アナリストのJag Bolaria氏は、「グローバルIPトラフィックの急増により、光ケーブルまたは銅ケーブル上で高速信号を低消費電力で駆動できる高帯域幅インターコネクト・ソリューションへのニーズが急速に高まっています」と述べ、さらに「10Gbpsから100Gbpsへの転送レートの上昇に伴い、チップ間、チップ - モジュール間、バックプレーン・アプリケーション間のインターコネクトのシグナル・インテグリティ(信号の整合性)に対する要件が厳しさを増しています。ナショナル セミコンダクターは、すでに実証された高性能シグナル・インテグリティの長距離、低消費電力のリタイマ技術により、こうしたニーズに対応しています」と語りました。 DesignConで28Gbpsのデモを実施 モレックス社のIntegrated Products Divisionのグループ・プロダクト・マネージャのGreg Walz氏は、「次世代データセンタ・システムは100GbpsのデータレートのサポートのためにASIC、インターコネクト、インタフェースICの高度な連携を必要としています」と述べ、さらに「ナショナル セミコンダクターのリタイマICとモレックス社のインターコネクトの組み合わせによりシステム・ベンダーは、イーサネットとInfiniBandアプリケーション向けに超高性能100GbpsプラガブルI/Oとバックプレーン・ソリューションを実現できます」と語りました。 アンフェノール社のプロダクト・マーケティング・マネージャのIvan Daza氏は、「データレートが25Gbps以上になると、ケーブル、コネクタ、バックプレーン上のインターコネクト信号損失への対処が重要な課題となります」と述べ、さらに「ナショナル セミコンダクターのリタイマICデモは、光ファイバ・ソリューションに比べて非常に低消費電力で低コストの銅線コネクタでも、信頼性の高い100Gbpsデータ伝送を実現できることを実証しています」と語りました。 ナショナル セミコンダクターの第3世代シリコン・ゲルマニウム(SiGe)BiCMOSプロセスと革新的なアナログ技術は、チップ - 光ファイバ間、チップ - バックプレーン間、チップ間のインタフェース向けに28Gbpsデータ・パス・リタイマを可能にします。SiGe BiCMOSプロセスは高速アナログ・シグナル・コンディショニング回路で低ジッタと超低消費電力を実現する高帯域幅、低ノイズ・トランジスタの製造を可能にします。こうした特長は、ナショナル セミコンダクターが最近発表した4チャネルのDS100BR410、デュアル・チャネルで単方向のDS100BR210、シングル・レーンで双方向のDS100BR111などの10Gbpsリピータ・ファミリにも取り入れられています。 <商標> ### ナショナル セミコンダクターは、パワーマネジメント技術をリードする企業です。使いやすさに優れたアナログIC製品とワールドクラスのサプライチェーンにより高い評価を獲得しているナショナル セミコンダクターの高性能アナログ製品は、お客様のシステム製品のエネルギー効率向上に大きく貢献します。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2010年5月30日に終了した2010会計年度の売上高は14億2,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に営業所を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約80名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |