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日本TI、『MSP430™ バリュー・ライン』 シリーズ新たに64デバイスを発表 8ビット・マイコン開発者向けに、メモリ容量を増加、静電容量式タッチパッド機能を追加

2011年01月31日

新型の『MSP430 バリュー・ライン』超低消費電力マイコンが家電や照明、タッチバッド搭載製品など価格要求の厳しい用途に、より多くの機能を提供

SCJ-11-010                                                                                              

2011年1月31日

日本テキサス・インスツルメンツは、8ビット・マイコン開発者向けに、『MSP430バリュー・ライン 』シリーズ64品種(『MSP430G2xx2』)を発表しました。これらの新製品は、より低価格で豊富な選択肢を提供する『MSP430バリュー・ライン 』シリーズに、8ビット・マイコン並みの低価格で16ビット・マイコンの高性能を実現する64品種を追加するものです。新しい『MSP430G2xx2』マイコン製品は、静電容量式タッチパッドインターフェイスを内蔵したことで、外付けにハードウェアや部品を追加することなくタッチパッド機能を実現できます。さらに、今回発表された『MSP430 バリュー・ライン シリーズ』は、より多くのパッケージおよびメモリのオプションを提供することで、設計の柔軟性も向上しています。これらの新製品は、わずか4.30ドル(参考価格)のLaunchPad(ローンチパッド)開発キット、無償ソフトウェアおよび、幅広いパートナー企業のネットワークによって、圧倒的な低価格で8ビットから16ビットへのアップグレードを容易に実現できます。

 

MSP430G2xx2』マイコンの主な特長と利点

  • 内蔵された静電容量式タッチパッドインターフェイスは外付けの受動部品が不要で、システム全体のコストを低減可能。
  • 最大8KBのフラッシュおよび256BのRAMなど、メモリ容量を増加し、より進んだアプリケーションに対応。
  • よりピン数の多いパッケージ(20ピン TSSOPおよびPDIP)の追加により、プログラミングおよび製品外形設計時に、より高い柔軟性を提供。
  • 0.4μAと非常に低い待機電流および1μs未満の起動時間による電力効率の最適化のほか、10ビットのA/DコンバータやUART、コンパレータおよびシリアル通信機能をはじめとする高機能ペリフェラル群を搭載。
  • Code Composer StudioTM IDE(統合開発環境)およびIAR Embedded WorkBenchをはじめとした、無償でダウンロード可能なソフトウェア・デバッガ、コンパイラ、および4.30ドル(参考価格)のLaunchPad開発キットなど、ソフトウェアおよびハードウェア開発環境に対応。
  • 『MSP430』ファミリー間でコード互換性を備え、別品種への移行が容易で、より高い拡張性を提供。

価格および供給について

『MSP430G2xx2』マイコンの100,000個受注時の単価(参考価格)は、0.33ドルから設定されています。サンプルは供給可能です。『MSP-EXP430G2』LaunchPad開発キットは、4.30ドル(参考価格)です。

TIのマイコンおよびソフトウェアの幅広いポートフォリオ

TIでは、汎用の『MSP430TM』超低消費電力マイコン、『Stellaris』Cortex-M3 32ビットマイコン、さらに『C2000』ハイスピードマイコンまで、包括的なマイコンソリューションを供給しています。またそれらの製品を補完するTIの統合的なソフトウェア、ハードウェア開発ツール群、強力なパートナー製品、および技術サポートが、お客様の製品開発期間の短縮を支援します。

※ MSP430および Code Composer Studioは Texas Instrumentsの商標です。すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。