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日本TI、メディア・プレーヤおよびモバイル・ハンドセット向けに、高効率のclass-Gアンプを発表

2011年01月27日

コンパクトで、業界最小の消費電力性能、100dBのSNRを提供するスタンドアロン型のヘッドセット・ドライバ

SCJ-11-009

2011年1月27日

日本テキサス・インスツルメンツは、モバイル・ハンドセットおよびメディア・プレーヤ向けに、D/Aコンバータおよび正負電源回路を集積した低消費電力のClass-Gヘッドフォン・アンプとして、『TLV320DAC3202』を発表しました。この新製品は、I2Sデジタル入力およびクロック発生回路を集積し、6.5mWの消費電力時に100dBと高いSNRを提供する、業界唯一のスタンドアロン型ヘッドセット・ドライバです。『TLV320DAC3202』を使うことで、各製品の設計者は、購入しやすい価格のミュージックフォンそのほかのコンシューマ向けポータブル・エレクトロニクス製品において、電池持続時間を延長しながら、最高のオーディオ再生品質を実現できます。

 『TLV320DAC3202』の主な特長と利点

  • 6.5mWと業界で最も低消費電力の動作時に、業界標準性能よりも3～4dB優れた100dBのSNRを提供します。
  • 高効率のパワー・マネージメント機能を集積した『TPS62044』と組み合わせて使用することでも、高効率のオーディオ再生を実現できます。
  • 最高の電源リップル除去比（PSRR）を提供することで、高効率の同期整流スイッチング電源から直接電源を供給する場合でも、各チャネルで100dBのSNRを実現でき、リニア・レギュレータが不要です。
  • 革新的な回路技術により、市場の同種の製品と比較して、クリックノイズやポップノイズを半分にカットできます。
  • TIの130nmアナログ製造プロセス・テクノロジーで実現した2mm×2.5mmのコンパクトなパッケージならびに、回路技術によって、原材料費の低減および、ソリューション全体のサイズの縮小に役立ちます。

供給および価格について

『TLV320DAC3202』は0.5mmピッチ、2mm×2.5mmのWCSPパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価（参考価格）は1.75ドルです。

『TLV320DAC3202』の特性表

項目

TLV320DAC3202

内蔵DAC数

2

アナログ入力/出力数

0/2

DACアーキテクチャ

デルタ-シグマ型

分解能

24 ビット

サンプリングレート（max）

48 kHz

制御インターフェイス

I2C

デジタル・オーディオ・インターフェイス

I2S（L、R）、PCM

DAC SNR （typ）

100 dB

消費電力（typ）

6.25 mW

出力電力

25 mW

その他の機能

グラウンドを基準電位とした出力のClass-Gヘッドセット・ドライバ、ダイナミック入力パワー・スイッチング

動作温度範囲

-30 ℃ ～ 85 ℃

ピン/パッケージ

20ピン DSBGA

アナログ電源電圧範囲AV/DD

2.3 V ～ 4.8 V

IO電源電圧範囲

1.65 V ～ 1.95 V

定格

データシート参照

1,000個受注時の単価　

（参考価格）

1.75 ドル

 

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