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ニュースリリース

TIのDLP Cinema®テクノロジー対応スクリーン数が2万8千を突破

2010年12月09日

3D対応もアジアおよび世界規模で普及が進む

SCJ-10-097

2010年12月9日

テキサス・インスツルメンツは、2010年にアジア地域を中心とする世界各国で、DLP Cinema テクノロジーの普及が記録的に進んだことを発表しました。DLP Cinemaテクノロジーの対応スクリーン数(2Dおよび3D)増加に伴い、世界中の映画館および映画ファンがDLPのもたらす圧倒的な臨場感と鮮明な映像を体験しました。

2010年の一年間*1で、世界のDLP Cinema対応スクリーン数は劇的に増加し、現在28,036スクリーン(うち3D対応スクリーン数は18,637)が利用されています。なお2010年末時点での日本のDLP Cinema対応スクリーン数は約500で、そのほぼ全てが3D対応となっています。

世界のDLP Cinema対応スクリーン数推移

TIのDLP Cinema担当マネージャーのデーブ・ダンカン(Dave Duncan)は次のように述べています。「2010年は特にパートナー各社との緊密な協力により、世界中の映画館に最新の、数々の賞に輝いてきた実績のある映画技術であるDLP Cinemaテクノロジーを提供できました。こうした協力の結果、DLP Cinemaは非常に優れた成功を収めることができました。当社はこれからも、アジア地域および全世界の映画館関係者ならびに観客の皆様に向けて、最高の技術を提供してまいります」

2010年は、過去10年間で最も多くのDLP Cinemaチップセットが最新のプロジェクション・システムに採用された年となる見込みです。DLP Cinemaプロジェクション・システムは、世界で様々な機材や施設に採用されています。全世界のIMAX®デジタルシアターがDLP Cinema を採用しハリウッド映画を上映しています。また日本映画をはじめとする各国・地域向けコンテンツの劇場上映にもDLP Cinemaが利用されています。さらにDLP Cinemaは、映画編集のスタジオや各種設備における業界標準となっています。

なお、ハイエンドホームシアター、クルーズ客船、テーマパーク、2008年北京五輪や2010年上海万博のオープニングセレモニーといった大型イベントでも、DLP Cinemaが利用されています。

DLP Cinemaの対応機器や設備は、特にアジア地域でのデジタルシネマやデジタル3D対応製品の旺盛な需要に後押しされ、様々な形で急速に発達しました。DLP Cinemaは、DLP パートナー各社がデジタルシネマの普及において業界をリードすることに大いに貢献しています。

DLP CinemaのDCI準拠テクノロジーソリューションの受賞歴に関する詳細は、http://www.dlp.com/jp/から参照できます。

DLP®テクノロジーについて

テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジーは、鮮明で明るくシャープな映像を提供します。ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)および大画面HDTVなどに採用され、世界のプロジェクションおよびディスプレイのトップメーカーの多くが、DLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは世界各地の映画館で採用されているDLP Cinema®での興行上映の実績をベースに開発された映像技術の総称です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、なめらかな画像と高速な動画応答性能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は2,000万台以上を記録しました。

DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ (http://www.dlp.com/jp) でも発信しています。

*1  調査期間:2010年1月6日から2010年12月1日まで

※ DLP、DLP Cinema、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です

※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します