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日本TI、業界初のDeviceNet準拠5V CANトランシーバを発表

2010年09月16日

業界で最も短いループ遅延特性を提供し、遅延特性に厳しい要件を持つ各種アプリケーションをサポート

 

SCJ-10-073

2010年9月16日

 

日本テキサス・インスツルメンツは、DeviceNetTM規格の、全ての物理レイヤ仕様を満たす新型コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)トランシーバ製品を発表しました。この新製品『SN65HVD252』は、より低い伝搬遅延時間特性によって厳しい遅延タイミングをサポートするとともに、3.3V動作の各種マイクロコントローラとの間で簡単な接続を提供します。また工業用オートメーション、プロセス制御装置、ネットワーク・センサおよびビルディング・オートメーションをはじめとする、厳しい工業環境向けに設計され、-36V~40Vのバス端子障害保護、ドライバの出力電流制限および過熱シャットダウンなどの保護機能を内蔵しています。

 

 

SN65HVD252』および『SN65HVD253の主な特長と利点

  • DeviceNet標準規格の要求条件と比較して10% 低い伝搬遅延時間を提供することから、システムのタイミング余裕に、より高い柔軟性を提供します。
  • 市場の同種の製品と比較して13%も大きいヒステリシス範囲を提供することから、より高い雑音耐性を提供します。
  • 市場の同種の製品と比較して2倍~6倍も高い静電気放電(ESD)への耐久性を提供することから、より高い信頼性のシステムを実現できます。
  • 『SN65HVD253』はリッスン・オンリーのルーブバック機能を内蔵し、CANバスのボーレートに同期したローカル・ノード・コントローラ動作の実現が可能です。
  • 『SN65HVD252』および『SN65HVD253』は、『ISO7421』デジタル・アイソレータをはじめとするTIの絶縁デバイスとの組合せに最適です。

 

供給および価格について
『SN65HVD252』および『SN65HVD253』は、SOIC(D) パッケージで量産出荷中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は0.80ドルです。

 

SN65HVD252』、『SN65HVD253』とその他のCANトランシーバの特性表

項目

SN65HVD1050

SN65HVD233

SN65HVD251

SN65HVD252

SN65HVD253

電源電圧

5 V

3.3 V

5 V

5 V

5 V

定格

データシート参照

データシート参照

データシート参照

データシート参照

データシート参照

バス端子障害保護

-4 V ~ +16 V

-30 V ~ +30 V

-36 V ~ +36 V

-36 V ~ +40 V

-36 V ~ +40 V

過渡パルス保護

-200 V ~ +200 V

-100 V ~ +100 V

-200 V ~ +200 V

-200 V ~ +200 V

-200 V ~ +200 V

内蔵機能

 

ループバック

 

低伝搬遅延時間、Vref出力

低伝搬遅延時間、ループバック・モード

動作温度範囲

-40 ℃ ~ +125 ℃

-40 ℃ ~ +125 ℃

-40 ℃ ~ +125 ℃

-40 ℃ ~ +85 ℃

-40 ℃ ~ +85 ℃

ピン接続

TJA1050

PCA82C250(ピン5を除く)

PCA82C250

TJA1050,PCA82C251

TJA1050

ローパワー・モード

 

スタンバイ・モード

 

 

 

電源電流 Icc (max)

70 mA

6 mA

65 mA

80 mA

80 mA

ピン/パッケージ

8ピンSOIC

8ピンSOIC

8ピンPDIP, 8ピンSOIC

8ピンSOIC

8ピンSOIC

内蔵ドライバ数

1

1

1

1

1

内蔵レシーバ数

1

1

1

1

1

1,000個受注時の単価

 (参考価格)

0.45 ドル

1.50 ドル

0.90 ドル

0.80 ドル

0.80 ドル

 

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