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日本TI、業界で最も低消費電力の6Gbps SATAリドライバ/イコライザを発表

2010年08月26日

プリント配線の延長、プリント基板設計の簡素化、外部接続ケーブルの延長などに役立つ2チャネル内蔵、シングルレーンSATA向けのリドライバ/シグナル・コンディショナ

SCJ-10-065

2010年8月26日

日本テキサス・インスツルメンツは、シングルレーンSATA(シリアルATA)向けに、2チャネル内蔵のリドライバ/シグナル・コンディショナとして、『SN75LVCP601』を発表しました。この新製品は、現在市場に流通している6Gbpsリドライバ/イコライザ製品の中で最も低い動作時電力と、最も低いALP(自動ローパワー)モード時の消費電力を提供します。『SN75LVCP601』は動作時の最高動作電力が290mWと、市販の同種の製品の50%も低いことから、ノートブックPCをはじめとするポータブル・エレクトロニクス製品において、貴重な電池持続時間の延長に役立ちます。

  

 

SN75LVCP601の主な特長と利点

  • より長い距離を伝送される高速信号のリコンディショニングおよびドライブ機能を提供することから、イコライゼーションやデ・エンファシスなど、個々のチャネル設定の変更なしに、あらゆる速度(1.5G/3.0G/6.0G)のSATAドライブに最適な性能を提供します。
  • イコライゼーションおよびデ・エンファシスを選択できるほか、出力スケルチ機能を内蔵していることから、最小の消費電力で最適な性能設定を提供するシステムを実現できます。
  • ALPモードの消費電流は10mA(max)と低いことから、eSATAポートに外部デバイスが接続されていない場合、ポータブル・エレクトロニクス製品において貴重な電池持続時間の延長に役立ちます。
  • 『SN75LVCP601』は、SATA、SuperSpeed USB、PCI ExpressおよびDisplayPortをはじめとした広範囲のテクノロジーをサポートする、TIの包括的なリドライバ/イコライザ・デバイス製品ポートフォリオに追加されます。

 

供給および価格について
 『SN75LVCP601』は20ピンQFNパッケージで出荷中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は2.00ドルです。

 

SN75LVCP601』の特性表

項目

SN75LVCP601

通信プロトコル

SATA

伝送速度 (max)

6 Gbps

内蔵チャネル数

2

消費電流 ICC (max)

80 mA

ESD (人体モデル)

10 kV

スリープモード時消費電力

5.0 mW

動作温度範囲

0 ℃ ~ 85 ℃

ピン/パッケージ

20ピンQFN

定格

データシート参照

1,000個受注時の単価

 (参考価格)

2.00 ドル

 

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